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# 統計学

優秀なビジネスマンになるために、なぜ「統計」が必要なのか…その明確な答え

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そもそも「統計」ってなんだ?

統計を学ぶ時に一番難しいのは、統計用語ではないでしょうか。用語の意味は調べても難しく、なんとか書籍などを読み進めていても、さらにわからない用語が出て止まってしまうことが多いでしょう。そのため、まず統計を用いたデータ分析全体の概念をつかみ、用語の意味を理解してもらうことが必要です。

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統計の源流には、次の3つの要素が挙げられます。

1-1.国の実態を捉えるための統計

もっとも古い統計は、古代エジプトにおける、ピラミッド建設のための人口調査にはじまり、ローマ帝国初代皇帝による人口や土地調査、日本の班田収授法など、国勢調査の元ともいえるものです。

16世紀にドイツで「国状学」として調査・研究が行われるようになり、産業革命を経てナポレオンによってフランスに統計局が設置され、 政府による統計が整備されています。現代の日本で5年に一度行われている国勢調査も、この流れを汲む統計調査です。

1-2.大量の事象を捉えるための統計

17世紀、ペスト禍のロンドンで、ジョン・グラントが死亡統計表を分析。偶然と見える人口現象に、規律性があることを明らかにしました。同時に彼は当時200万人と考えられていたロンドンの人口について、さまざまなデータや観察を通じて38万4000人と推測しています。

また、17世紀にはハレー彗星を発見したことで知られるエドモンド・ハレーが、人間の死亡には一定の規律性があることを発見しました。これは当時ギャンブル的要素が強かった生命保険の世界に、合理的な保険料金を算出する根拠を与えたものです。

このように「偶然とみられる現象に規律を探求する手法としての統計」が「大量の事象を捉えるための統計」であり、ここから「母集団」「標本」の概念が生まれました。

1-3.確率的事象を捉えるための統計

ギャンブルとのかかわりの中から生み出された統計です。16世紀にはイタリアの数学者ジェロラモ・カルダーノが、サイコロ賭博やトランプゲームにおける偶然の仕組みを数学的に研究しています。

またガリレオ・ガリレイは「サイコロゲームについての考察」という論文を残し、パスカルやフェルマーなどの数学者は「期待値」「推定」「検定」「標本理論」など、確率論の基礎を構築しています。そこから「ベイズ理論」や「ラプラスの確率論」が生まれています。

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