『天才の根源』表紙より

ワタナベマホト“擁護”で炎上・謝罪した東海オンエア・てつやが「天才と言われる理由」

6人組YouTuber東海オンエアのリーダーてつや初のエッセイ『天才の根源』が2020年12月に初版7万部という、エッセイとしてはかなりの部数で出版され、1週間で2万部の重版がかかっている。

もっとも、YouTuberが自身の半生を振り返り、ふだんの動画では見せていない部分を語る本は近年毎月のように刊行され、人気ジャンルと化している。

しかしそこでYouTuberたちが何を語っているのか、彼らはどんな動画を作って支持されているのかについて論じられる機会は文字メディアでは限られている(YouTuber評論をもっとも実践しているのはPDRをはじめとするYouTuberである)。

ここではてつやの著作や東海オンエアの動画を手がかりに、彼らの特徴とてつやがなぜ多くの人を惹きつけるのかについて考えてみたい。

 

そもそも東海オンエアとは?

東海オンエアはチャンネル登録者数560万人以上、動画の総再生回数は70億回を超える、日本屈指のYouTuberである。メンバーはリーダーのてつや、ゆめまる、としみつ、しばゆー、りょう、虫眼鏡の6人。愛知県岡崎市を拠点に活動し、2016年8月から岡崎市の観光伝道師を務める。

東海オンエアの魅力といえば、まず企画のおもしろさにある。

たとえば陸上のトラックを1500メートル全力疾走したあとですき家の牛丼を完食するまでのタイムを競う「1500メートル牛丼」。あるいは、眠気の限界に挑戦する「2泊3日!寝たら“即帰宅”の旅」のような身体を張った企画などがある。

あるいは「3か月間ファラオの格好をして過ごす」「語尾をズノックにして過ごす」「1週間牛丼生活」などハードコアな罰ゲーム(彼らの用語では「十字架」と呼ばれる)を課し、動画外でも実践させる――しばゆーは一時期、ファラオの格好で語尾が「ぷぅ」でふりかけごはんのみで生活していた――ことで生まれる、笑いの追求だ。

彼らは基本的に岡崎で撮影していることもあり、地方都市でもできる(地方都市の方がやりやすい)企画、言ってみれば日本人の多くがマネしようと思えばできるネタが大半である。しかしたとえ思いついたとしてもなかなかやらないような「○○をやったらどうなるか!?」的な検証や、「○○選手権」を次々と繰り出す。

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