2021.01.20
# 自動車 # 経営者

日本人はまだ知らない… 世界が注目する「25歳の自力億万長者」の天才すぎる正体

イーロン・マスク以来の逸材か!?
安部 かすみ プロフィール

弱冠17歳で事業を興す

ルミナーとは、自律走行車に欠かせないセンサー技術「LiDAR(ライダー)」を開発する新興企業だ。

今年の売り上げ予想は1500万ドル(15億円相当)だが、証券取引委員会(SEC)の見積もりによると、2026年までに少なくとも13億ドル(1300億円相当)を生み出す可能性があるという。勢いはしばらく止まりそうにない。

 

そのルミナーを牽引するラッセル氏が事業を興したのは2012年。驚くことに当時の彼は弱冠17歳で、高校には行かず、カリフォルニア大学アーバイン校の研究施設「ベックマン・レーザー研究所」に通っていた少年だった。

その後、物理学を勉強するために名門私立のスタンフォード大学に入学するも、1年目を終えた段階で中退し事業に専心した。中退の理由として、Everipediaには元ペイパルの共同創業者でフェイスブックの投資家などでも知られる、ピーター・ティール氏の助成金制度「Thiel Fellowship」の応募要項に「大学の授業に時間を使う代わりに事業に専念すること」とあったからとある。

「LiDAR(ライダー)って一体なに?」と思ったら、ルミナーのウェブサイトを覗いてみるといい。トップ画面にはLiDARセンサーによって可視化した、立体的なマップが表示されるのがわかるだろう。さながらSF世界のような映像だ。

Luminar Technologies社のトップページには、LiDAR技術をイメージしやすい動画が掲載されている

ライダーはレーザ光を照射し、物体から反射して戻ってくる時間を測定することで、対象物との距離や形状を正確に把握できるセンシング技術だ。

現在の主流である電波を使ったレーダーよりも正確に、周囲の先行車や歩行者、障害物との位置関係を計測できるため「自動運転車の目」として大いに期待されている。身近な商品としては、最新型のiPhoneにも搭載されている。

革新的な技術にも胸おどるが、ウェブサイトやPR動画から漂うブランドコンセプトも「クリエーティブ系企業か?」と見まごうほど前衛的で、既存の自動車企業の追随を許さないことがわかる。投資家が沸くのも納得だ。

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