「これならできる」を探していきたい

その息子さんは、亀の鼻にプラスチックが刺さった映像を見てから、日常に溢れる使い捨てのプラスチックやビニールに過敏に反応するようになったらしい。

「カフェに行って、ストローがプラスチックだったりすると、『紙のストローは飲みにくいけど、それでもプラスチックよりはいいかな』なんて言ったりする。主人は、ザッツオーガニックレストランみたいな店でプラスチックやビニールの使い捨て製品が使われているのをめざとく見つけて、『ここは本当のオーガニックレストランじゃないね』と言って出て行ったりするような人なので、もともと環境に対する意識は高くて、先進国なのに、環境に対する考え方は、日本は遅れているってすごく言います。

日本は便利優先できてしまっているけれど、これからは、環境について考えていくことは不可欠。自分にできることをやるのは当然として、私は、何をすればどう変わるかというその過程も細かく知りたいです。今は、あれはダメ、これはダメ、という“ダメ出し”が多すぎて、ちょっとやる気が削がれるというか。小さなことからコツコツと、『これならできる』ってことを見つけていけたら

この『ピンク! パール!』や、『もったいないばあさん かわをゆく』などのように、楽しみながら環境に対する問題提起をする絵本も多い。

「『ピンク! パール!』では、ダムの問題についても描かれています。人間にとってダムは、洪水や旱魃を防いでくれる、普段の生活に必要不可欠なものですが、ヤマメの目から見たら、自分たちの生命の営みを脅かすものだったりもするわけで。だからといって、人間の側からすると、ダムをなくすことはできない。大人にとっても難しい問題ですが、絵本を通して、いろんな人や生き物の立場を想像したり、自然と人間が共生する方法を考え続けたりするきっかけになるとしたら、素晴らしいですよね。『もったいないばあさん かわをゆく』も、少年が川にごみをポイ捨てすることから物語が始まるので、読み聞かせることで、環境問題を他人事ではない自分たちの身近な問題だと捉えやすい。“川のつながりは命のつながり”がテーマということで、次に息子と川に行ったら、絵本のテーマから会話が広がりそうで楽しみです」

出典/ネスレ日本公式チャンネル

とはいえ息子も、もう学校で読書感想文の宿題が出るぐらいの学年なので、自分で読まないといけないんだけど、『お母さんの方がうまいから』なんて煽てられちゃうと、つい『そうお?』なんて(笑)」