提供:ネスレ日本

サステナブルの先進企業として知られるネスレ日本株式会社(以下、ネスレ日本)と、2018年12月からSDGs特集号を出し続けているFRaUがタッグを組むことになった。その名も「#えほんでみらいをかんがえる」という絵本読み聞かせ企画だ。

2月1日(月)より5週連続(毎週月曜・金曜更新)で、ネスレ日本公式YouTubeチャンネルにて、環境をテーマにした絵本を読み聞かせる全10本の動画が配信、インタビュー記事も公開される。読み手の方は公開順に寺島しのぶさん、中村仁美さん、福田萌さん、佐々木希さん、青木裕子さん

では「#えほんでみらいをかんがえる」とは、いったいどんなことなのか。ともすると敬遠しがちな地球環境のことやサステナビリティについて、考えるきっかけを提案する同プロジェクトがどのようなものなのかをお伝えする。

ネスレという会社は社会の課題解決から始まった! 

SDGs(=Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)17項目を国連が発表したのは2015年のこと。2016年から2030年の15年のうちにこの目標を到達しようと掲げたもので、便利で文化的な生活をしながらも、私たちが暮らす地球がきちんと存続できるよう、地球にも人にも優しい生活をするための目標ともいえる。

実はネスレは、2005年、SDGsに先駆けてCSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)という概念を発表していた。簡単に言うと、企業は、事業を通じて社会課題の解決に取り組む必要があるという考え方だ。
ネスレのピーター・ブラベック現名誉会長が、ハーバード大学のマイケル・ポーター教授とともに事例をまとめ広めたこの概念が、じわじわと世界中に広まっていったのだ。そんなネスレが 1867年スイスで創業したときを振り返ってみると、実は会社創業のきっかけそのものがCSVの概念から始まっていたことがわかる。

ネスレ日本執行役員・コーポレートアフェアーズ統括部長の嘉納未來氏は、「ネスレは、企業が長期的に社会で存続するためには、製品やサービスを通じて社会にプラスの変化をもたらす存在でなければならないと考えています。」と語る。

インタビューに答えてくださった嘉納未來氏

「食の持つ力で、現在そしてこれからの世代のすべての人々の生活の質を高めることを目指し、創業以来、事業を通じて社会課題の解決に取り組んできました。19世紀のスイスでは、多くの乳児が栄養不足で亡くなっていました。創業者のアンリ・ネスレは、この事実に胸を痛め、牛乳、小麦粉、砂糖を混ぜ合わせた乳児用乳製品を開発し、子どもたちの命を救ったのです」

これがネスレの始まりのものがたりだ。同社の看板商品ともいえる「ネスカフェ」も、社会問題を解決する手段として誕生したものだという。1930年代初頭、ブラジルではコーヒー豆が大豊作となるが、「当時は世界大恐慌の真っただ中。コーヒー豆の価格は暴落し、困窮した農家はコーヒー豆を廃棄せざるをえませんでした」(嘉納氏)

そこでブラジル政府は、液体の牛乳をミルクパウダーにする技術を持っていたネスレに、余剰のコーヒー豆を保存できるようにしてほしいと依頼。研究を重ね、1938年にお湯を注ぐだけで美味しいコーヒーが楽しめる「ネスカフェ」が誕生した。その物語は動画「ネスレ トリビア物語 ~ロゴマークに込められた想い編~」内で詳しく解説されている。

全社員が参加する「イノベーションアワード」

ネスレは、その存在意義(パーパス)を、“食の持つ力で、現在そしてこれからの世代のすべての人々の生活の質を高めていきます”と打ち出している。

「ネスレは製品の原材料を生産する農業従事者から、ネスレ製品を楽しんでくださる消費者まで、何十億人という人々の生活に関わっています。また、私たちが頼っている自然環境の保護にも努めています。そしてネスレが影響を与える3つの分野に注力して活動しています。ネスレが影響を与える3つの分野が、ネスレ製品とブランドに信頼を寄せてくださる個人と家族、ネスレが活動するコミュニティ、そして地球です」

なお、ネスレにはサステナビリティに特化した部署はない。それでも、社内、そして個々の社員に、CSVの概念はしっかりと根付いている。

「ネスレ日本では、全社員が参加する『イノベーションアワード』という取り組みを行っています。持続可能な成長を目指し、一人一人が自分自身の設定した顧客が抱える問題を発見し、その解決策を考え、検証するというもので、これがCSVの実践につながっています。」

「イノベーションアワード」からはさまざまなプロジェクトが生まれた。例えば、「沖縄コーヒープロジェクト」は、2019年4月に始まった、沖縄で初となる大規模な国産コーヒー豆の栽培を目指すという取り組みだ。また、2019年9月から、「キットカット」の主力製品である大袋タイプの外袋をプラスチックから紙パッケージに変更していくことで、海洋プラスチックごみ問題の解決を図っている。「ピュリナ プロプラン ベッツサポート」ではペットの健康寿命延伸を目指す動物病院とペットオーナーをつなぐサービスを行っている。