2021年の日本株、プロがひっそり仕込む&めちゃ儲かる「凄い銘柄」の全実名

「質の高い注目銘柄」とはいったい何か
大川 智宏 プロフィール

たとえば、TOPIXが+1%上昇した際に常に+2%の上昇を見せ、TOPIXが1%下落した際に2%下落する銘柄、つまりTOPIXの動き連動しつつ、2倍の感応度で動き続ける銘柄は、ベータが「2」となる。

一方で、同様の前提で、上昇時に+0.5%、下落時に-0.5%しか動かない銘柄は、TOPIXの動きに対して半分の感応度しか持たないのでベータが「0.5」となる。

つまり、高ベータ株に投資をすることは、株式市場の変動に対して一定の倍率をかけて投資することに近いイメージとなる。無論、市場全体に完全に連動する銘柄など存在しないし、個別の大きな材料が出ればベータは上下に触れやすい指標だが、決算期を除いて市場で注目を浴びる銘柄は一部かつ短期であり、その他の多くの銘柄は長期にわたって無風の中を市場全体の需給で株価が左右される。

そのため、ある程度の期間(過去250日など)の価格変動データを用いてベータを計算すると、銘柄の性格によって値に大きな差が生じる。

銘柄ごとにベータの特徴が出る photo/gettyimages
 

銘柄例としては、現在の東証一部の大型株~中型株で構成されるTOPIX500の指数構成銘柄のうち、ベータの高い順に銘柄を挙げると、IHI(7013)で2.1、マツダ(7261)で1.8、東急不動産(3289)で1.8と続く。

機械、自動車、不動産と、景気敏感の代表選手のような銘柄が並び、数字にも納得感がある。

一方の低ベータ銘柄で代表的なものを挙げると、クスリのアオキ(3549)、ライオン(4912)、山崎パン(2212)などがともに0.3程度で最も低い部類に名を連ねる。ドラッグストア、日用品、食品など、こちらもディフェンシブの中核が顔を出し、ベータが低いことへの違和感はない。

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