思春期の女子高生が、「血のつながらない父親」から言われた衝撃の一言

もう以前の関係には戻れない…
菊地 真理, 野沢 慎司 プロフィール

それ以降、お互いに無視するようになり、継親子関係は疎遠になってしまいます。そのときの母親の反応について次のように語っています。

お母さんに言っても、やっぱりあっち(継父)の肩持つわけじゃないですけど、そんな(に)取り持って、ちょっと「もう一回話そう」みたいな感じにはならなかったから。

(お母さんは)何か一応私しかいないところでは、まあ気を遣ってというか、ふつうにしゃべってくれるんですけど、父親(継父)がいるような、こう全員そろったリビングとかではそんなに触れないように、なるべく父親のほうの肩持つというか、うん、そっちに話合わせて、だから余計にもうイライラしてしゃべんなくなったりしてたんですけど

美穂さんは継父との関係を取り持ってくれなかった母親に対しても深く失望し、その後、高校時代から専門学校時代にかけての5年近く「グレた」そうです。喧嘩など学校で問題を起こして「謹慎」を命じられたこともありました。朝帰りをしていた時期もあり、家の外で気持ちを発散させていました。

 

『ステップファミリー 子どもから見た離婚・再婚』(角川新書)では、継親が継子にとって重要な家族になった事例も紹介されています。それに基づいて、どうすれば子どもを追い詰めずに、ステップファミリー独自の豊かな家族関係を築けるかについて親や継親に向けた助言を提示しています。さらに、日本の離婚・再婚制度の問題点を指摘し、それを改善する政策提言も行っています。

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