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思春期の女子高生が、「血のつながらない父親」から言われた衝撃の一言

もう以前の関係には戻れない…
親の再婚などによって「継親子関係」が生じた家族のことを、近年では「ステップファミリー」と呼ぶ。継親のなかには「良い親にならなくては」という善意のプレッシャーゆえに、かえって子どもを追い詰めてしまう人も多い。新刊『ステップファミリー』から、継親との関係に悩む子どもたちへのインタビューを、一部編集のうえで紹介する。
 

継母との間に感じた距離

瞳さん(20代後半、女性)は、2歳で両親が離婚し、3歳で実父が再婚して継母と同居しました。再婚前から交流があった継母のことを「おばさん」と呼んでいましたが、再婚後は自然に「母親」として受け入れていったと振り返っています。再婚時に3歳であった瞳さんは、両親の離婚や再婚について説明された記憶はなく、母親の役割を果たしているのが実母ではなく継母であることを知らされていませんでした。

継母は教育熱心で「完璧主義」、学業や成績に関してはとくに厳しく、甘えたという記憶はないと語っています。成長するにつれて友だちの母親との関係と比較するようになり、なぜ母親(継母)はこんなに自分に厳しいのかと疑問を感じるようになりました。

何となく私はこう、あの、すごくこう母親(継母)と距離があって、この、友だちのところのお母さんってすごく仲よくしゃべるっていうじゃないですか。親子が。何か全然違うんですよ。こう……。(自分の継母は)何かこうすごく厳しいというか、冷たいというか。(怒り方が)強すぎるのは感じてましたね、そのときは

疑問を感じてはいたけれど、どちらかというと大人しく、継母に対して目立った反発・反抗をすることもなかった瞳さんですが、弟の反応は対照的だったようです。幼い子どもたちの「母親」としてしつけと教育の役割を引き受けた継母のやり方が、子どもからすれば厳しいと感じられ、激しく抵抗する様子がわかります。

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