ディズニー、紅白、M-1…2020年に起きた「決定的な変化」に気づいていますか?

堀井 憲一郎 プロフィール

緊急時だから、スマホは「コロナと戦うためのある種の武器」として、携行を強く勧められているわけだ。

緊急時というのは「気を抜くと命を落とす可能性が高まってしまう」という状況のことである。「みなさんの命を守る措置なので、遵守していただくようお願いします」と言われたら(実際にはそこまでは言ってないけど)従わざるをえない。

 

「緊急時」に変化は起きる

かつて昭和10年代には国を挙げて世界と戦う緊急時となり、いろんなことを政府が断行した。たとえば「東京府」が「東京都」になったのは昭和18年、戦時体制のおりである。政府が土地を買い上げて、道路のこっち側に住んでる人はみんな退去して下さい、と命令して道路を広くできたのも、緊急時だったからである(あまりにも末端な例ですが)。

平時にはそんな強権はなかなか発動できない。

緊急時向けの措置が取られた場合、緊急性がなくなったときに、それがもとに戻るかというと、ほぼ戻らない。

それは歴史を見ればよくわかる。

たとえば、歴史上の独裁者は、だいたい「非常時」に現れ、「非常時だけの大権」を握り、国の危難を平定したあとも大権を手放さず、君臨しつづけることによって出現する。

非常時に大権を握った権力者は平時になっても大権を手放さない。もしくは、ずっと非常時であると喧伝しつづける。

じつは「いまは大変なときである」という権力者は常に警戒しなければならない存在である(その点についてはいまもまさにそうである。世界のいろんなところでいろんなことが起こっているとおもわれる)。

緊急時はみんな落ち着いてないので、判断がむずかしい。

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