ファッション誌『ViVi』の専属モデルとしてだけでなく、テレビ『王様のブランチ』レポーター、さらには自身のYouTubeチャンネルでの発信など、活躍の幅を広げる藤井サチさん。読書家でも知られる藤井さんが、読書して心に残った本の筆者に、これから社会人として生きていく上で知るべきこと、学ぶべきことをインタビューする連載企画「23歳からのハローワーク」

今回は「勉強」にフォーカスを当て、瀧本哲史さんの『ミライの授業』について綴っていただきました。大学を卒業したいま、ようやく気づいた「勉強する理由」とはーー

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大人になって気づいた「勉強する理由」

突然ですが皆さん、学校で今まで勉強してきたことって、大人になってからどれだけ役に立っていますか? 私は学生の頃、「数学や理科の勉強が、将来どんな役に立つのだろう」「どうして興味のないことまで勉強しなきゃいけないんだろう」と毎日のように考えていました。

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とりあえずテストのためだけに勉強し、覚えて、終わったら忘れ……の繰り返し。「どうして勉強しなくちゃいけないのか」という問いに答えを見つけられず、「もっと勉強しておけばよかった」と言っていた大人の言葉を、まさか自分が言う日が来るとは思いもしませんでした。

最近だと海外の友達から、「日本の政治ってどんな仕組みなの?」と聞かれても胸を張って答えられない瞬間や、「日本の歴史で印象に残っているものって何かある?」と聞かれても「忘れちゃったな…」としか答えられない自分がいるとき、”自分は学生時代一体何をしていたんだ”と恥ずかしくなります。

『ミライの授業』に答えはあった

そして「勉強したい」と思うようになった現在、ようやくその答えに出会うことができました。瀧本哲史さん著書の『ミライの授業』にその答えはあったのです。もっと早くにこの本に出会いたかった。これが正直な気持ちです。

(C)瀧本哲史『ミライの授業』/講談社

ある日、本屋さんにふらっと入り、いつも通り本棚で面白そうな本を探していたとき「学校は、未来と希望の工場である」という本の帯の文が目に止まりました。“学校に未来と希望ってあったけ…”と正直思いながらも手にとって、2ページほど読んだところ、あまりにも面白すぎてこの本を今すぐ読みたい!と思いレジへ向かいました。

私たちはなんのために勉強するのか? いい高校、いい大学に進むため? そしていい会社に就職するため? こんな答え、あまりにも寂しいですよね。瀧本哲史さんは『ミライの授業』のなかで、こう綴っています。

――――――――――――君たちが学んでいるものの正体、それは”魔法”です。