転職市場で「年収300万」を提示され絶句…年収1000万・50代社員の「厳しすぎる現実」

幸せな独立のため業務委託から始めよう
前川 孝雄 プロフィール

このために重要になるのが、「上司を顧客と考える」意識改革だ。独立すれば、もはや上司は一方的にあなたを管理し、命令する存在ではなく、あなたに仕事を発注する顧客となる。そうなると、あなたには、顧客の満足度を高めるための価値向上が求められることになる。

「上司と性格的にソリが合わない」「上司が(ほかの社員の)成果ばかり見て、自分の陰の努力を適切に評価してくれない」といったサラリーマン特有の不満も、相手が顧客となると話は別。個人事業主となれば、性格的に合う人にしかサービスを提供しないというわけにはいかない(実績を積めば、顧客を「選ぶ」ことも可能になるが、最初のうちはそうもいかないので)。ましてや、顧客が成果しか見てくれないことなど当たり前の話である。

〔PHOTO〕iStock
 

つまり、上司との関係を「サービスの提供者と顧客」という契約に基づいた関係に置き換えることである。このように割り切れば、「合わない相手をどう納得させるか」「相手が満足する成果をあげるにはどうすればいいか」といった工夫や努力に自ずと意識が向くようになる。日本企業特有の閉じた村社会での上下関係に苦しめられてきた人にとっては、この意識改革はきっとストレスからの解放にもつながるはずだ。当然次なる顧客開拓にも活きる。

また、もともと在籍していた会社の業務委託メインで働いている期間は、本格的な独立に向けたトレーニング期間ともなる。個人事業主として労働時間の配分を自分でコントロールする感覚、収入や経費の管理能力などはこの期間に実地で養っておくことをおすすめしたい。

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