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転職市場で「年収300万」を提示され絶句…年収1000万・50代社員の「厳しすぎる現実」

幸せな独立のため業務委託から始めよう

コロナ禍が吹き荒れた2020年に早期・希望退職募集をした上場企業は前年比2.5倍になった。企業は余剰感のある40代後半から50代のリストラに本腰を入れている。しかし、この年齢になると求人数は激減するため満足できる転職は相当難しい。国は年金の支給年齢の引き上げに躍起になっており、人生100年時代にこのまま働かないわけにもいかない。

そんな中で現実味を帯びるのが独立という選択肢だ。しかし、こうした消去法ではなく、むしろ積極的にミドルは独立を目指すべきだと主張するのは、講師・コンサルタントとしての独立を支援する「働きがいを育む講師養成講座」を開講する(株)FeelWorks代表の前川孝雄氏だ。

真面目に働き会社で30年培った経験値を「働きがい」と「稼ぎ」に変えることは可能だという。このたび上梓した『50歳からの幸せな独立戦略』(PHP研究所)をもとに提案する。

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企業が本腰を入れ始めた50代リストラ

コロナ禍が吹き荒れた2020年に早期・希望退職募集をした上場企業は前年比2.5倍になった。景気のよかった2019年でも既に余剰感のある40〜50代に向けた早期・希望退職募集は前年比3倍だったため、2年前から7.5倍にも急増している。

上場企業の場合は、それなりの退職金の上乗せもあるため、いきなり食い詰めることはないだろう。しかし、人生100年時代のまだ折り返し地点を過ぎたばかり。年金財政がひっ迫する中、国は支給年齢の引き上げに躍起になっている。晩婚・晩産の人も増えているため、養育費がかさんだり、高齢の親の介護負担も重なる世代でもあり、早期退職をして、そのまま働かないわけにはいかない人も多い。

そこで選択肢に上がるのは、転職だ。大企業なら取引先の中小企業へ斡旋してくれたり、再就職を支援するアウトプレースメント会社に委託し、転職をサポートしてくれる場合も少なくない。ただ、そこに物足りず、個人で初めて転職サイトや人材紹介会社に登録して転職活動を始めるミドルも増えている。年功序列・終身雇用を信じて転職など考えたことのなかった人にとっては戸惑うことばかりだろう。

ここで愕然とするのは、自分への市場評価の厳しさだ。まずそもそもの求人数が少ない。ある人材紹介企業の経営者によると、35歳を超えると求人はそれまでの半分になり、さらに5歳年を重ねるごとに半減し続け、50代ともなれば、35歳未満の16分の1くらいの極小になるという。コロナ禍ゆえに全体的に求人需要が厳しいことも影響している。

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