子供には大人気。でも、母親からは不満の声も

実はこの『FORTNITE』、私の周りの親、とくに母親からはとにかく評判が悪い。例えば、「あつ森」こと『あつまれ どうぶつの森』が親子で楽しめると好意的に受け止められているのとは対照的だ。

息子と同世代の男子を持つお母さんと会うたびにFORTNITEへの不満を耳にする。「ハマりすぎて、全然勉強しない」「親戚中から集めたお年玉を全額、課金していた」「朝方までやっているから常に寝不足」などなど。

でもこれらの弊害は、FORTNITEに限ったことではない。初代ファミコン時代から今までゲームを楽しんでいる私やもう少し若い世代の親たちも、ゲーム好きなら自分自身が同じことを親に言われ通った道だからだ。

それでもなお、親世代からFORTNITEが目の敵にされる最大の原因は、仲間や対戦相手と会話する「ボイスチャット機能」にある。子供たちはヘッドセットをつけてボイスチャットをしながらゲームをするのだが、プレイ中の我が子の言葉は親にもまる聞こえ。これがひどい。聞くに堪えないのだ。

バトルゲームに興奮した子供たちは、「マジやべえーー!」、「キエーーーッ!」などと奇声を上げ、「ぶっ倒せ!とどめだ!」「ど下手、ジャマすんな!」「ボコボコにすんぞ!」といった物騒なセリフまで音量MAXで絶叫する。

さらに「厨二病」絶賛発症中の我が息子たちは、これに絶妙にネガティブなセリフも織り交ぜる。「あーつまんね、誰のせいかね~」「そんな汚いことして、人生楽しい?」など、周囲で聞いていると思わず不快になるフレーズも盛りだくさんだ。

延々これを聞かされ続ける外野の母のイライラはハンパない。我が家のようにリビングでしかネットに繋げない仕様にしていると、子供がゲームをやっている間中、こうした罵声や怒声を間近で浴びながら家事などの作業をこなすことになる

対戦中の会話もこのゲームの魅力なのだが、叫び声や言葉にイライラを感じる親は少なくない。photo/Getty Images

何度も注意するが、ゲームに夢中で大音量のヘッドホンをつけている息子は、全く気が付かない。家の外にまで聞こえる大声で何度も怒鳴ってやっと「え?何?」と面倒臭そうに手を止めて振り返る息子の態度は、私の怒りの火に油を注ぎこむ。

よそのご家庭も似たようなものらしく、先週はA君がパソコンを取り上げられ、今週はB君がSwitch1ヵ月使用禁止になった、という具合に、息子の仲間うちでも順繰りに親がブチ切れ「実力行使」となる事態が続いている。