〔PHOTO〕iStock
# 相続

税務署から突然「4000万円支払え」…夫を亡くした60代女性が命じられたワケ

医師でクリニックを営む田中さん(70歳)は、妻に秘密で愛人を囲い、その愛人にマンションを買うなど相当な金額を貢いでいました。田中さんの母の死をきっかけに、愛人の存在を知った妻は怒りに震えますが、いきなり夫を責めるようなことはせず、時間をかけて「倍返し」計画を目論みます。まずは田中さんの預金を自分の銀行口座に移すところから作戦は始まりました。そして…。

【前編】「「夫の口座」から「妻の口座」に預金を移した後に夫が死んだ…その時、相続税はどうなる?

「倍返し」のその後

さらには妻だけでなく、息子2人の口座にも毎月数十万円単位でこつこつと移すようにしたのです。夫を被保険者として、数多くの生命保険にも入りました。保険料はもちろん、田中さんのお金から払うのですが、名義は子供や妻自身で、死亡保険金の受取人も当然、自分か息子とします。

妻としては夫への復讐と言いますか、せめてこれ以上のお金を愛人に渡したくないという気持だったのでしょう。最終的に1億円近い金額を、夫名義から子供や自身名義に移し変えたのです。

〔PHOTO〕iStock
 

それから数年後のこと。妻は、田中さんが最も言われたら嫌であろうタイミングで愛人の存在を公表することにしました。

それは2人目の孫が産まれた後のお祝いの席でした。田中さん夫婦、長男夫婦と子供。次男夫婦と産まれたばかりの赤ん坊を前に、あるチェーンのしゃぶしゃぶ屋の個室でお祝いをしている最中、こう切り出したのです。

「孫が2人も生まれてうれしいけれど、お父さんには愛人との間に子供や孫はまさかいないわよね?」

編集部からのお知らせ!

関連記事