さて、『美しいこと』の漫画は上下巻となっており、1月13日には下巻が発売となる。下巻にはなんと木原音瀬さんの書きおろしショートストーリーや犬井ナオさんの描きおろしイラストが特典でつくのだという。特典つき下巻の発売を記念して1巻の51ページを特別試し読みが実現した。是非とも「美しいこと」とは何かを体感していただきたい。

切なく繊細な物語の世界観を大切に

しかし人気作をコミカライズするときにはプレッシャーはなかったのだろうか。
作画した犬井ナオさんは言う。

「原作はずっと支持されている人気の作品です。切なく繊細な物語だと感じます。漫画化するうえでも、原作の世界観を壊さないように努めました。また空気感や透明感が出るような画面作りを心掛けました。人が人と深く関わろうとすると、時には理想が崩れ去り、また考えを再構築することもあると思います。
その様子を読んでいただければと思います」

担当編集者も言う。
「木原音瀬さんの原作を読んだときに、人が人を想い、愛するときに、これほどまで自分を打ち破れるものなのかと胸をうたれました。まっすぐで、純粋で、痛いほどに不器用な二人の心の交錯が、透明感あふれる犬井ナオさんの漫画によってさらなる輝きをもって描き出されていきます。とくに、最終話は圧巻のラストシーンになっています。究極の恋愛物語、ぜひご覧いただけたら嬉しいです」

もしもあなたが松岡なら。寛末なら。その時あなたなら、どうするだろうか。