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お金持ちはなぜ利用しない?「普通の人」こそトクする「NISA」の使い方

投資初心者の強い味方になる

NISAという言葉を耳にしたことはありませんか? 読み方はニーサ。これを使って投資をすると、通常は利益にかかる20.315%の税金が非課税になります。

利用者は年々増えていて、金融庁によるとNISA口座数は約1830万口座、累計の投資額は20兆円を超えました(2020年6月末時点、金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」より)。

日本では、金融商品を使ってお金が増えたら、しっかり税金がかかる仕組みになっています。これが非課税なのだから、確かにお得! なのに、私の周りには、特にお金を持っている人たちは、「あえてNISAは使わない」という人がけっこういます。節税に敏感なお金持ちが、なぜNISAを使わないのでしょう?

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NISAの仕組みをおさらい

まずはNISAの仕組みを確認。NISAは、「一般NISA」、「つみたてNISA」、「ジュニアNISA」の3種類。「ジュニアNISA」は未成年者が対象なので外して、「一般NISA」と「つみたてNISA」について説明します。

2014年に始まった期間限定の制度で、すでに説明した通り、NISA専用の口座を開設して利用すると、利益にかかる税金が非課税になります。1年間で投資できる金額と、非課税になる期間、口座を開設できる期間が決まっています。

*「一般NISA」 年間120万円まで株式や投資信託を購入でき、非課税期間は5年間。口座を開設できるのは2023年まで。
*「つみたてNISA」 年間40万円まで投資信託を積立で購入でき、非課税期間は20年。口座を開設できるのは2037年まで。
 

NISA口座で買えるのは、株式や投資信託です。投資ですから、値下がりして損をするケースも想定されます。損をしたときはそもそも税金がかからないので、非課税の恩恵もありません。得をしたら非課税、損をしたらそのまま。これがNISA口座の特徴です。