Q4.いままでの寄付と違ってなにが画期的なの?

A.インターネットによって世界から共感を集められます。
 

クラウドファンディングは、団体や会社を立ち上げなくても、個人でプロジェクトを発表でき、さらにインターネットを使って世界中から資金を募ることができます。つまり、支援者側からすると、より自分の趣味嗜好に合ったプロジェクトを見つけられる可能性があるということです。

例えば廃刊となった大好きな雑誌を復刊させたい、故郷の駅前に印象的な銅像を建てたい、など具体的でユニークなプロジェクトも見つかります。誰もが夢を発信でき、その内容に共感すればお金を介して応援できる。プロジェクトは一定期間公開され、目標金額に対して、今いくら集まっているか、何人が参加しているかも随時更新。目標を達成した喜びを、支援者も一緒に味わえることが盛り上がる理由となっています。

Q5.日本で一番多くの資金が集まったプロジェクトは?

A.新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金に8億5530万9000円が集まっています。

クラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」上で2020年4月3日に立ち上がったプロジェクト。新型コロナウイルス感染症の拡大防止活動に取り組む人々を緊急にサポートするためのもので、「READYFOR」、感染症の専門家、公益財団法人東京コミュニティー財団の3者が協力し、実行者となりました。

これまで「READYFOR」は実行者を支援する側でしたが、初めて自分たちが実行者となり社内に事務局を立ち上げて運営しています。助成先は公募し、医療の現場など、新型コロナウイルス感染症対応に関わる個人や団体をサポートしています。7月2日までに計61団体へ3億5883万3856円の助成を実施。プロジェクトは当初7月2日まででしたが、特設ページで支援を延長。現在も日本のクラウドファンディング史上最高額を更新し続けています。*2020年11月4日現在

Q6.クラウドファンディングが世界に広がった理由は?

A.誰かの夢を応援することに熱狂や感動があるからです。

欧米ではすでにクラウドファンディングは一般的な資金集めの方法です。日本の社会にも浸透しつつあり、個人が個人の夢を応援することが当たり前になってきています。それは、これまでは団体や会社といった、大きな声を上げられる立場の人々でなければ多額の資金を集めることはできなかったのに対し、今は人々の共感を得るアイデアさえあれば、個人の小さな声にも然るべきお金が集まるようになった証でもあります。

そして、その過程で熱狂や感動を分かち合えるのも、クラウドファンディングが支持される理由です。自分が応援するプロジェクトが目標金額を達成できるかドキドキしたり、支援する人たちの応援コメントを読んで仲間が増えたような気持ちになったり。支援者もプロジェクトの一員となって心が動く。思いのこもったお金が生むポジティブな連鎖に人々が魅了されています。

Q7.資金集めが終了した後は?

A.プロジェクトの進捗状況が活動報告でわかります。

クラウドファンディングが支持される理由のひとつに、資金集め終了後の状況が分かりやすいという点があります。サイトで報告したり、支援者にダイレクトメールが届いたりと、方法は様々ですが、分かりやすくまとめられる傾向にあります。支援するのがプロジェクト単位であることが多く、支援金の用途や、進捗状況をレポート化しやすいこともあるでしょう。

「READYFOR」では各プロジェクトページに新着情報という部分があり、クリックするとブログ感覚で状況を把握できます。例えば、破棄される農作物で新しい地元の名物を作りたい! といったプロジェクトなら、試作品が作られる様子や、パッケージ案が完成した様子がシェアされて、応援する気持ちが高まります。自分の支援したお金がどう使われているのか気になるという人にも、納得感のある仕組みです。

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●情報は、FRaU SDGs MOOK Money発売時点のものです。
Illustration:Tomoko Fujii Text & Edit:Yuka Uchida

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