インターネットの普及によって広がったクラウドファンディング。様々な夢を気軽に応援できるサービスとして世界で急成長中です。言葉自体は比較的新しいですが、最近よく耳にするようになりましたね。具体的な特徴や仕組み、メリットなどを専門家に聞いてきました。

●教えてくれたのは……
米良はるかさん
めら・はるか/慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科在学中にスタンフォード大学留学。2011年3月に日本初のクラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」設立。日本人史上最年少でダボス会議に参加するなど注目される。

クラウドファンディングとは
つまり、こういうことです

Q1.クラウドファンディングってどういう意味?

A.クラウド=群集、ファンディング=資金調達です。

クラウドファンディングとは、クラウド=群集、ファンディング=資金調達を意味する造語です。大勢からお金を集めるという意味では寄付と同じで、クラウドファンディングという言葉が生まれる以前から、このような資金調達の形は存在していました。それが急成長した背景にはインターネットの普及があります。

2000年代になるとアメリカで先駆的なクラウドファンディングプラットフォームが続々と開設され、不特定多数の人から比較的簡単なステップで資金調達ができる環境が整います。ウェブサイトに登録されているプロジェクトはさまざまで、途上国への支援から商品開発、会社の運営費用や世界一周の費用集めといったプライベートな企画も。プロジェクトに共感した人はサイトを介して資金を援助。サイト上で気軽に参加できるのも、クラウドファンディングが世界で人気を博している理由です。

Q2.プロジェクトにはどんな種類があるの?

A.寄付型、購入型、金融型。3つのリターン方法があります。

クラウドファンディングの種類は、支援者(お金を払う側)へのリターン(お返し)の方法によって大きく3つに分けられます。寄付型は基本的にリターンはなし(寄付控除が受けられる場合はある)。支援者にとっては一般的な寄付に一番近いものとなります。購入型は、支援者にモノやサービス、体験や権利などが返ってきます。

例えば、新商品の予約販売をクラウドファンディングで行って、その資金によって商品開発や製造を開始。支援者にはリターンとして仕上がった商品を届ける、といったものです。金融型は株式発行やファンドの仕組みを利用した投融資資金を募るものです。投資型、貸付型、株式投資型などに細分化されます。支援者は、自分が応援したいプロジェクトを見つけたら、まずそれが何型なのかを理解するといいでしょう。

Q3.応援したいプロジェクトはどうやって探すの?

A.クラウドファンディングプラットフォームで興味のあるワードを検索!

クラウドファンディングの仕組みを理解するのは一度やってみるのが一番です。1000円など少額から参加できるプロジェクトも多くあるので、ぜひ気軽に試してみてください。応援したいプロジェクトを見つけるには、日本に数社あるクラウドファンディングプラットフォームで、興味のあるキーワードを検索するといいでしょう。

各社には特徴があり、例えば日本初のプラットフォーム「READYFOR」には社会問題に取り組む寄付型・購入型プロジェクトが多く集まっていますが、金融型のプロジェクトはありません。検索バーに「海」「猫」「漫画」など気になるキーワードを入力して探すこともできますし、注目プロジェクトや終了間近のプロジェクトを覗いてみるのもいいでしょう。プロジェクトの詳細ページに届いている支援者からの応援コメントも参考になります。