日本を代表する憧れリゾートの一つである星野リゾートは、なぜこれほどまでに多くの人を惹きつけるのでしょうか? ホテルジャーナリスト・せきねきょうこさんが各施設の魅力を紐解きます。

今回は、せきねきょうこさんが「星のや沖縄」を愛する理由をご紹介。景観・客室・料理・アクティビティ・伝統工芸の5つのポイントについて、じっくり語っていただきました。

POINT 1:ランドスケープ(景観)

美ら海の原風景にこだわる読谷村の
ワイルドな自然海岸と世界遺産

自然海岸が残る読谷村の西海岸。施設の前には、かつて岩を切り出した後の巨岩や奇岩がそのままに。

客室前に広がるのは、イノーと呼ばれる珊瑚礁が生きる遠浅の美ら海と、沖縄でも珍しい自然海岸“ギマの浜”。リゾート建設に当たり、掘削せず、岩場や砂浜に手を入れることもなく、動植物もそのままにしたという海岸が残されています。

夕陽に照らされるグスクウォール。映し出される伝統の模様が感動的に美しい。

また、車で10分も走ると、東シナ海に面した絶景の残波岬に到達。その突端には高さ30.61mの真っ白な灯台が、1974年の初点灯以来、今なお船の航行を見守っています。

美しく整地された残波岬の公園は、唐突ですが、かつて訪れたポルトガルのロカ岬を彷彿とさせてくれました。ユーラシア大陸最西端の世界的な観光地であるロカ岬の突端には「ここに地果て、海始まる」と書かれた石碑があります。

残波岬も沖縄の西の半島にあり、好天ならば慶良間諸島も眺望できるロケーション。沖縄本島で「夕陽が最後に沈む場所」として誰もが知る絶景スポット、圧巻です! 

そんな場所に近い「星のや沖縄」からも、当然、感動的なサンセットが楽しめるのです。さらに読谷村には世界遺産指定の座喜味城跡もあることから、「星のや沖縄」滞在中は、外に出かけて特別な村である読谷村探訪をしないともったいない、そんな素晴らしいロケーションにあります。

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POINT 2:客室

美ら海と畑に挟まれて建つ
4タイプのラグジュアリーな客室

「フゥシ」の土間ダイニング。

2階建ての宿泊棟には4つのタイプの客室が揃っています。私が滞在した「フゥシ」は、大きなテーブルのある土間ダイニングと床座リビングを備えた贅沢な広さの部屋。寝室の壁を飾るのは、沖縄に残る物語を描いた優しい桃色の琉球紅型です。

「ハル」の土間ダイニングからは、畑が見渡せる。

テラスリビングのある「ハル」では、大きなソファのあるテラスで海を眺め、自然と一体になれます。「ティン」は土間ダイニングもテラスリビングも備えた客室で、コンパクトなタイプですが、2名でのんびりゆったりと過ごすのに最高です。最も贅沢で最大級の特別室「ティーダ」は、専用プールのあるゴージャスな客室。2室の独立した寝室があり、他にも琉球畳の和室、土間ダイニングが造られており、テラスから直接ビーチに出られるという特別感があります。