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前ソウル市長「セクハラ疑惑」で明かされた女性運動出身政治家の素顔

韓国の市民運動家の限界がありありと

前ソウル市長のセクハラ疑惑

女性秘書に対する強制わいせつ疑惑に巻き込まれて死亡した朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長をめぐる告訴・告発に対して、韓国の警察と検察がそれぞれ「不起訴」という結論を出し、捜査をすべて終了した。

昨年、韓国を最も騒がせた大物政治家の自殺事件に対する捜査が何も明らかにできないまま終結したことで、朴市長の支持者らを中心に被害女性に対する「2次加害」の恐れが出ている。

昨年7月10日、午前0時を少し過ぎた頃、朴元淳ソウル市長がソウルの山奥で遺体で発見された。前日、家族から失踪の届出があり、警察が捜索に乗り出してから約7時間後のことだった。

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失踪前日の8日、朴市長の女性秘書が強制わいせつ容疑で警察に朴市長を告訴し、これを知った朴市長が自殺したという推測には説得力があった。

ただ、当の朴市長が死亡したことで、警察は強制わいせつ容疑を「公訴権なし」で終結させることを明らかにし、朴市長の「死亡経緯」や、市民団体から告発を受けた「ソウル市関係者7人に対するわいせつ幇助容疑」を中点的に捜査してきた。

一方、被害者側は複数の女性団体と記者会見を開き、朴市長の強制わいせつ容疑に対する警察捜査を強く求める一方、朴市長の自殺直前、誰かが被訴事実を朴市長側に流出させたとして、強い遺憾の意を示した。これを受け、市民団体は朴市長への「被訴事実流出疑惑」を検察に告発した。

 

その後、警察と検察はそれぞれの告訴件の捜査に着手し、約5ヵ月後の昨年12月末に最終捜査結果を発表した。