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習近平堂々の嘘「中国全土から貧困県が完全に消滅した記念すべき日」

昨年11月23日、「予定通り」宣言

「歴史的なひととき」

中国にとって2020年11月23日は、世界に誇るべき重要な「記念日」となった。

この日、中国はその国内から「国家級貧困県(国家認定の貧困県)」という負の要素を完全に消滅させることに成功したのだった。

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11月23日付の中国メディアは「832個所の国家級貧困県の全てが貧困県いう不名誉なレッテルを外した歴史的な一時(ひととき)」という表題で、その事実を大きく報じた。

中国政府「国務院」所属の「扶貧開発領導小組辦公室(貧困救済開発指導グループ事務室)」は、2014年に22個の一級行政区(省・自治区・直轄市)にまたがる832カ所の貧困な県を国家級貧困県(以下「貧困県」)と認定し、そのリストを公表した。なお、中国の行政区分で「県」は上述の一級行政区、または「自治州」や「省轄市」の下に位し、「郷」や「鎮」の上に位する行政単位である。

2014年時点における全国832カ所の貧困県の面積合計は国土面積の半分に相当し、全国に存在する県の3県に1県は貧困県であった。また、貧困県が存在しない一級行政区は9個<31個(全国の一級行政区総数)-22個(貧困県が所在する一級行政区の数)>に過ぎなかった。

 

中国共産党は2015年10月下旬に開催された第18期中央委員会第5回全体会議において、「2020年までに現行基準における農村貧困人口の貧困脱出を実現し、貧困県のレッテルを全て取り外すこと」を決議した。

この決議によって貧困県というレッテルを取り外すことが当該地域を管轄する一級行政区政府にとっての重大任務となり、中央政府の財政支援で支給される「扶貧資金(貧困救済資金)」の活用により脱貧困の動きが加速した。