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「生意気な女」に向けられる「危険な隣人」の妬みがこんなトラブルに

ゆがんだ正義感で他人を支配する人2
新型コロナ感染拡大で外出を控える日常が続くと、普段に増して気になるのが、お隣さんとの関係だ。日頃は良好なお付き合いをしているつもりでも、何がきっかけで、表面からうかがい知れない感情が爆発し、とんでもない紛争に発展するかわからない。メンタル不調の診療経験が豊富な医師・梅谷薫氏の著書『ゆがんだ正義感で他人を支配しようとする人』から、信じられないような事例をご紹介する2回目。ゆがんだ正義感を抱く相手にどう対処すればいいのか、一つの参考になるはずだ(1回目はこちら)。

恵まれている人が「危険な隣人」のはけ口になる

「危険な隣人」のターゲットになりやすい人は、どんなタイプなのだろう? 一般的にいえば、すべての人が標的になりうるし、実際さまざまな人たちが同じような悩みで苦しんでいる。ただ、最近よくターゲットにされるのが、「目立っている人」「恵まれている人」「金になりそうな人」である。

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芸能人やタレントが襲撃されたり、ストーカー被害に遭ったりすることは、以前からよく見られた現象である。映画やテレビで親近感を抱いた相手に恋愛感情や強い執着心を抱いてストーカー化してしまったり、そっけない態度をとられたと逆ギレして事件に発展したりすることはこれまでもあった。

そして、近年の事例を見ていると、「相手は誰でもよかった」とか、「なんとなくムシャクシャして」とかいう発言に見られるように、ちょっとした嫌な気分が、「簡単」に、しかも「短絡的」に、「問題行動」に結びついている印象が強い。「感情をコントロールする力」が、個人レベルでも、社会レベルでも低下しているのではないかと気になるところである。