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# 介護

「知っていたら300万円も損しなかった」…親を老人ホームに入れるとき役立つ「すごい制度」

親のお金を守るのは、子供の「情報量」

私は介護施設の経営と、市区町村の介護認定審査員をしております。そのため、知人からよく介護に関する相談、お金の相談を受けます。

その中でも、今回は「介護負担を軽減するお金の制度」を知らなかったために、母親の施設基本料金を本来の倍以上、しかも3年にわたって支払い続けてしまったというある女性の事例をご紹介します。

将来、親の介護費用で損をしないための参考にして下さい。

87歳の母の介護で月に20万円以上が消えていく

「母の施設費用がこんなに安くなるとは知らなかった。300万円も損してしまった。主人に言えない」

そう話してくれたのは、リサコさん(58歳女性、仮名)。87歳のお母様を老人ホーム(認知症対応型共同生活介護:グループホーム)に入居させていました。認知機能の低下により、徐々に日常生活に支障をきたしてきた要介護4のお母様を見かね、たまたま空きがあった近所の認知症対応型の施設に入居を決めたのでした。

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月々の支払いは約22万円と高額。しかもリサコさんのお母様は年金受給資格がなく、そのため施設費用の支払いは全て娘であるリサコさんとそのご主人が負担していました。いくら奥様のお母様にかかる費用とはいえ、本当に理解のあるご主人です。

毎月22万円もの出費を負担するのは容易なことではありませんでしたが、ご主人が会社の経営者であったこと、リサコさんがコンサルティング事業をして共稼ぎであったことから、何とか月の施設費用を捻出していたそうです。

ただ、高校生と大学生の子供を持つリサコさんの家庭にとっては、金銭的に苦しいのは事実。

「でも、大切な親を介護してもらっているのだから仕方がない……」

そう考え、必死に頑張っていたそうです。

「あの時は、施設の費用を稼ぎ出すだけでいっぱいいっぱいで……。もっと介護費用が安かったら、お母さんを外食に連れていったあげたり、外に連れ出す時間を作ってあげたかったな」

リサコさんは、そう振り返ります。

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