コロナ禍での上質な出会いは「別荘地」にあった!?

実は、綾乃の両親は軽井沢に別荘を所有している。

これまでは毎日会社に出勤していたので綾乃が軽井沢を訪れる機会はほとんどなかったのだが、昨年5月に発令された緊急事態宣言が解除されたあと、会社から今後の出社は必要な時だけで良いという指示が出た。

それでなくとも東京の夏は耐え難く暑い。それなのに世の中はコロナ禍で、息苦しくてもマスクをしなければどこにも行けないという過酷な状況だった。

両親は当たり前にしばらく別荘に篭るというし、リモートワークで良いのなら……と、綾乃も夏の間を軽井沢で過ごすことに決めたという。

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「東京からの別荘族が動き回ると迷惑でしょうから、出かけるのは週に1度のスーパーだけ。両親とともに別荘に閉じこもり、仕事の合間は森の中を散歩して気分転換していました」

東京を離れ、避暑地・軽井沢でリモートワークができるなんて……なんと恵まれた環境だろうか。羨ましい話である。

しかしながら、静かすぎる別荘地で両親とともに四六時中を一緒に過ごす生活は、29歳の綾乃にとってやはり退屈だった。

「このままじゃ干物女になってしまう!と危機すら感じました(笑)。そんな時に、ふと思いついたんです。東京を離れ、私と同じように軽井沢でリモートワークしている男の人がいるんじゃないかって」