飼育員さんがパンダに贈った「年賀状」に込めた「ある思い」

水曜日のお嬢様(9)
二木 繁美 プロフィール

ゾウのみどりからのプレゼント

年末のテレビ番組で特集が組まれたこともあり、お嬢様の姿をご覧になった方も多いのではないでしょうか。その中に映り込んでいた、パンダ館の飼育員さんの部屋にあった1枚の絵。もしやタンタン……? 

なんとも味のある墨絵が気になったので、誰が描いた絵なのか聞いてみました。

なぞのパンダの絵 提供:神戸市立王子動物園

答えてくれたのは、飼育員の梅元良次さん。「あれは、一時期うちに来ていた、ゾウのみどりが描いたものですね」。なんと、ゾウが描いたんですか?

メスのアジアゾウ「みどり」は、動物園や水族館が繁殖のために飼育動物を無料で貸し借りする「ブリーディングローン」で、九州の宮崎市フェニックス自然動物園から来園。

2018年7月から2019年9月まで、王子動物園に滞在していました。

ゾウ使いさんと一緒に描きます。キャンバスは横向き!器用ですね 提供:神戸市立王子動物園
 

もともと、絵や文字をかくことが得意だというみどり。宮崎市に帰る前に記念として、神戸市の花であるあじさいと、タンタンを描いてくれたのだそう。

帰園予定の9月が、ちょうどタンタンのお誕生日月だったこともあり、素敵なお誕生日プレゼントになりました。

アジアゾウのみどりが描いた、タンタンの絵 提供:神戸市立王子動物園

練習用も合わせて何枚か描いたそうですが、そのうち数枚は来園者へのプレゼントに。残ったものが園の事務所と、パンダ舎の飼育員さんの部屋に、今も飾られているとのことです。

みどりはタンタンに会ったことがありませんが、一緒にやって来たゾウ使いさんは、パンダ舎にもよく遊びに来ていたそう。丸顔と耳の辺りが、タンタンの特徴をよくとらえている気がしますね。

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