Q4.コミュニティマネーは誰でも使えるの?

A.はい。地域に住んでいない人でも使えます。

「その地域で使ってほしい通貨」とは、地域住人専用ということではありません。スマホのアプリがあれば、実際に現地に行かなくてもインターネット経由で遠く離れた人が電子地域通貨を入手することも可能になり、地域外からの旅行者でも気軽に使えるようになりました。アプリさえ入れれば、何種類でも地域の通貨を使い分けることができるのです。

現地で使うときは、専用チャージ機や提携する銀行ATMなどでチャージが可能。そして決済時には、二次元コードを読み取ったりアプリをかざすだけでOK。ちなみに多くのコミュニティマネーには使用期限があるので、旅行者は使い切れる金額をチャージするのがオススメです。

Q5.たくさんの種類から、どうやって選べばいいの?

A.まずはその地域が好きかどうか、で選んでみましょう。

地域復興や地元活性化といった理念や大義がありますが、まずは難しいことは置いておいて、その地域が好きかどうかで選んでみればいいと思います。温泉や登山、アートめぐりなど旅の目的を選ぶように、千葉県に行ったら〇〇〇マネー、島根県に行ったら〇〇〇ポイント、といった具合に。滞在中にコミュニティマネーを積極的に使うだけでも、十分地域貢献になります。残ったポイントを使いに、またその土地を訪れるのも旅のきっかけに。キャラクターが可愛い、プレミアアイテムが欲しいなど、旅行やエンターテインメントの一環として、まずは使ってみてはいかがでしょうか。

Q6.コミュニティマネー、注目株を教えて!

A.ふるさと納税と結びついた「HUC」ポイントに注目です。

「HIGASHIKAWA UNIVERSAL CARD(HUC)」はちょっと面白い試みです。北海道の東川町は、町を応援する人が町へ投資(寄付)することによって株主となりまちづくりに参加する「ひがしかわ株主制度」という試みをするなど、コミュニテイづくりが上手な地域。これはふるさと納税とも結びついていて、町外の人でも参加可能。

この「株主証」であり、町民の8割が利用している地域共通カードが「HUC」です。加盟店での買い物でポイントが貯まるのはもちろん、行政サービスに参加するとポイントが付与されたり、公共施設を町民料金で利用できたり、地域外の人にとっても十分魅力的です。

Q7.今後はどんな使い方が期待できるの?

A.二拠点生活などで活用してみてはいかがでしょう。

コミュニティマネーが成功する鍵は、持続性や流通性にあると思います。モノ珍しさや話題性、登録初回の還元キャンペーンなどで一時的に注目を集めたとしても、継続的に地域内で流通しなければ本来の目的を果たしているとはいえません。定着のためには地域住民はもちろん、地域外からの応援マネーが入ってくるのが理想的です。

近年は働き方改革などの影響もあり、二拠点生活を送る人も少なくありません。第二の生活拠点、あるいは遊び場として関わりを持つ地域のある人たちは、積極的にコミュニティマネーを使ってみてはいかがでしょうか。そうすることで、継続的に地域経済に関わることができますし、使うほどにお得感が高まります。これはちょっとした夢物語ですが、将来は地域通貨を積み立てて利用できる1日1組限定の秘密のキャンプ場や、優先的に入居できる特別な老人ホームなどができればいいな、と。コミュニティマネーに対する可能性はますます広がります。

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●情報は、FRaU SDGs MOOK Money発売時点のものです。
Illustration:Tomoko Fujii Text & Edit:Chisa Nishinoiri

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