ロンドンが最も危険度が高い警告ゾーンに指定される直前、薪を楽しむ人々(筆者撮影)

コロナ変異種拡大で「ロックダウン」…ここへきてイギリス人が直面した「大きな試練」

女王のメッセージに涙した

イギリスでは、新型コロナウイルスの新規感染者が1日当たり5万人規模で増えている。死者数は累計で約7万5000人に上った(1月4日時点、政府統計)。

ワクチン接種では世界の先陣を切ったものの、コロナ感染者数及び死者数の急増が止まらない。イギリスの人口は日本の約半分なので、日本に当てはめれば連日10万人が新規に感染している状態だ。

イギリスは今、ほとんどの地域で厳格な行動制限が課されており、ロックダウンとなっている。

コロナのワクチン接種センターを訪れる、ジョンソン英首相(右)(官邸flickrより)
 

筆者が住むロンドン近辺を含むイングランド地方では、6日から全域で新たなロックダウン体制となった。生活必需品の購入や医療サービスを受ける、運動をする、出勤する(自宅勤務ができない場合)以外は外出してはいけない。学校は2月中旬まで閉鎖になる。

同地方の大部分は5日までは感染危険度が最も高い警戒ゾーン「ティア4」に指定され、すでに厳しい行動規制が付いていた。

例えば、ティア4では同居する家族以外の人と会う際は戸外の公共空間で、しかも自分の家族の1人がほかの家族の1人と会うことのみ、許される。異なる警戒ゾーンの間を行き来してはいけない。「家にいるように。他人には会ってはいけない」ということである。

銀行や食料品を販売するスーパーは開いているが、そのほかの小売店は閉鎖中。レストランやカフェはテイクアウトのみでの営業が許され、美容院、スポーツジム、劇場、映画館も閉鎖。

昨年末からこのような事実上のロックダウンの規制がほとんどの地域で敷かれてきたイギリスに住む人は、クリスマスと年末年始の休暇シーズンをどう過ごしていたのか。