コロナ禍の年末を盛り上げた『紅白』と『笑ってはいけない』の「決定的な差」

二階堂ふみと大泉洋の“好演”が光った

「来年も素敵な歌が鳴り響く素晴らしい1年になることを心から願っています。それではみなさん、よいお年を。さあ、2020年!」

2019年の大晦日、『蛍の光』を歌い終えた総合司会の内村光良は、70回目の『NHK紅白歌合戦』をそんな言葉で締めくくった。

それから1年、71回目を迎えた2020年の『紅白』のオープニングで、やはり総合司会を務めた内村はこう言った。

「第71回NHK紅白歌合戦、今回はコロナの影響で史上初となる無観客での紅白となりました」

 

今回の『紅白』は、内村が「さあ、2020年!」と意気込んだときには誰にも想像できなかったような形で開催されることになった。

東京オリンピック・パラリンピックを振り返る企画もない。メダリストが審査員やゲストで登場することもない。何より、観客がいない。オープニングで出場歌手が舞台上に集合することはなく、審査員の姿もNHKホールにはない。

もちろんすべて、新型コロナウイルス感染症の影響によるものだ。

そんな前代未聞ともいえる今回の『紅白』について、特にテレビ番組としての『紅白』という観点から2つのポイントに絞って振り返ってみたい。コロナ対策と『紅白』の両立について、そして二階堂ふみと大泉洋の司会ぶりについて、である。