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26年を経て明かされる、NHK朝ドラ『春よ、来い』主演交代劇の真相

安田成美さんの突然の降板

NHK制作統括との思い出

朝ドラことNHK連続テレビ小説の制作統括(総責任者)経験者とゆっくり話をする機会があった。筆者が放送記者クラブに所属していたころからの長い付き合いの人だ。

話題は現在放送中の『おちょやん』(月~土曜、午前8時)にもおよんだ。昨年11月30日の初回が7作ぶりに視聴率が20%を割り、その後も足踏みが続き、昨年の段階では大台に届かなかったことについてである(視聴率は全て「世帯視聴率」でビデオリサーチ調べ、関東地区)。

スタートダッシュに失敗した理由について制作統括経験者は、新型コロナ禍のために十分なPRが出来なかったことや放送開始時期が約2カ月遅れてしまったことなどが影響したのではないかと指摘した。同感だった。

半面、ドラマの仕上がりは出色であると繰り返した。これも同意見だった。主人公・竹井千代役の杉咲花(23)は誰の目にも好演している。ストーリーはテンポが際立って良く、内容も濃い。

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今後は戦前戦後の大阪の興行界が舞台であることを各視聴者が好むか好まないかにかかってくるだろう。大河ドラマの場合、戦国作品を喜ぶ人がいる一方、幕末作品に目がない人もいる。朝ドラも同じで、描く時代や世界が視聴率に影響する。

制作統括経験者とはその後、過去の朝ドラの話になった。収録が長丁場で、出演者が多く、しかも大河と並んでNHKの基幹ドラマだから、事件やエピソードには事欠かない。