メルカリ転売で儲けたら、家に税務署がやってきた

証拠が丸わかり
週刊現代 プロフィール

狙われる転売ヤー

税務署が個人のメルカリの売り上げ目当てに、突然、接触してくるという話はすでに珍しいことではない。前出の新井氏もこう警鐘を鳴らす。

「今年度の確定申告から所得税に関する税制改正が多く適用されますが、新型コロナの影響で、例年実施されている説明会も中止になり、納税者のミスは増えると予測されます。

その上、コロナ禍の税収不足を理由に、税務署の動きも活発になっているので、例年以上に厳しい税務調査が行われる可能性があります」

国税庁が今年11月27日に発表した所得税等の調査によれば、インターネットを使った電子商取引を行っている個人について、2019年度に税務調査の対象となった1877件のうち、1680件で無申告が発覚。追徴課税は前年度よりも約12%増え、65億円にものぼったという。

とりわけ積極的に税務調査が行われているのが、いわゆる「転売ヤー」だ。

マスクの転売が問題になったのは記憶に新しいが、最近では、名古屋国税局が、「ニンテンドースイッチ」や「PS5」に代表される人気の品薄ゲーム機を大量に仕入れ、複数のネットオークションサイトで転売していた男性に対し、約4300万円の申告漏れを指摘。約1400万円の追徴課税を行ったとも報じられた。

Image by iStock
 

「完全に事業としてやっている転売ヤーの場合、年間1000万円以上を稼ぐ者も多い。

彼らの無申告を暴くため、税務職員の中には一日中、ネットサーフィンを行い、メルカリやヤフオクなどの画面から、大量かつ高額な値段で商品を販売するアカウントを見つける者がいる。そうしてSNSなどを辿って本人を特定し、税務調査まで持っていくのです」(前出・根本氏)

転売ヤーのように長期的、かつ高額な利益をあげながら申告を怠ると、悪質だとみなされ、手紙や電話のみならず、最悪の場合、税務署の調査官が自宅にまで踏み込んでくるケースもある。

編集部からのお知らせ!

関連記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/