留萌の海岸に集う鷲たち。くちばしが大きくて黄色いほうがオオワシです
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パンダ並みの希少動物「巨大鷲たち」の大迫力の響宴【動画付き】

コロナに負けるなfrom北海道
極寒の海岸で繰り広げられる鷲たちのご馳走会

翼長2mの巨鳥たちがついばんでいたのは?

日本で暮らす最大の鳥類、オオワシとオジロワシが、夏を過ごしたロシアから越冬をするために北海道留萌に戻って来ました。

秋には川を遡上する鮭などを捕食していた鷲たちですが、このところの大雪で川が凍り鮭が捕れなくなりました。

エサを求めて海上を帆翔するオオワシ
同じく波間を帆翔するオオワシ

今年の道北の冬は厳しく、雪は例年よりかなり多いです。毎日、降り続いています。気温も昨年末の段階でマイナス20℃以下を記録しましたが、年が明けないうちにこんなに気温が下がることは、道北でもめったにありません。

しかし、吹雪いているから寒いからといって、鷲たちには避難する暖かい場所もありません。僕も、過酷な状況でも撮影に行くようにしています。

天候が過酷になればなるほど、自然に立ち向かって生きる鷲たちの姿は神々しく見えるほどたくましく見えます。その姿が大好きで撮影を続けています。

豪雪に耐えてたたずむオジロワシ

知床や根室などでは、観光客のために鷲の餌付けをおこなっていますが、道北では餌付けをしていないため、この状況のなかで鷲たちはかなり飢えているはずです。毎日、なにか美味しいものが流れ着かないかと海を眺めている鷲がいます。

留萌の冬の風物詩「波の花」が舞うなか、海を見つめるオジロワシ

この日は、海岸に漂着した海獣の死骸に鷲たちが群がっていました。久しぶりにありつくご馳走なのでしょう。海からの贈り物を夢中になってついばんでします。翼を広げると2mを超える鷲たちが、これだけの数が集まって食事をする姿は恐ろしく感じるほど迫力があります。

海岸に打ち上げられた獲物を見つけて、次々と鷲が集まってきた
同上
同上。周りで順番を待つカラスたちと比べると巨大です
獲物をめぐって、つかみ合いのケンカをするオオワシの幼鳥

オオワシ、オジロワシともに、国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されていて、世界に数千羽しかいない希少な野鳥です。そんなパンダ並みに希少な動物が群れているのを、僕の町では中心部から車で5分ほどの海岸で見ることができます。

降りしきる雪のなか、留萌の海岸に打ち上げられた流木に止まって休む鷲たち

どうやら記録的な大雪が続きそうな今年の冬、無事に生き延びてほしいと願っています。