座長としての真摯な向き合い方

五代の盟友・坂本龍馬役の三浦翔平くんは、親しい友人。
妻・豊子訳の蓮佛美沙子さんは高校の同級生。
正式なオファーの前に、春馬くんはおふたりに出演を打診するなど、キャスティングのコーディネート的なことまでしていたそうだ。

プライベートでも親しい三浦翔平さんが役柄でも盟友となる坂本龍馬を演じた Photo by Getty Images

現場でも、他のキャストが演技をしやすいように気づかったり、監督とキャストの橋渡しをしたり。
春馬くんが、どれほど真摯にこの役に取り組んでいたか
主役として、「座長」として、どれほどこの映画のために力を尽くしていたのかは、田中監督の語る数々のエピソードから伺い知ることができる。

-AD-

もちろん、画面から伝わってくる熱量も圧倒的だ。

映画の序盤で、遊女のはる(森川葵)と出会う五代。
彼女の「遊女だって字を覚えたい。本が読みたい。世の中のことを知りたい」という叫びが、その後の五代の生き方の基礎となる。

「金も、名誉もいらない。私は、夢のある未来がほしいだけだ」
生涯、その想いを持ち続けた五代友厚。
 
「利己的ではなく、利他的に生きたい」と語り、ラオスの子供たちのためのチャリティー活動にも熱心に取り組んでいた春馬くん。

それだけに、心から、五代に共感することができたのではないだろうか。