天外者(てんがらもん)』を観てきた。
春馬くんに会ってきた。
大きなスクリーンの中で、春馬くんが生きていた。
「五代友厚」という人物として、幕末の激動の時代を生き、泣き、笑い、夢を語り、躍動する春馬くんがそこにいた。
生き生きと、力強く。
生命を輝かせる春馬くんが、そこにいた。

漫画家で小説家の折原みとさんは、デビュー当時から三浦春馬さんを見続けてきたファンの一人だ。
12月25日から特典映像つきで上映されている『天外者』を観、ドキュメンタリー番組や資料から当時のことも調べ、今思うことはなにか。

一斉風靡した「五代さま」を

『天外者』は、幕末から明治初期にかけて、日本の未来を作るために奔走した男、五代友厚の物語
薩摩藩士だったが、薩英戦争で捕虜となり、裏切り者の汚名を着て同郷の者から追われる身に。
藩主に上申し、ヨーロッパ視察に赴いた後は、明治政府役人から実業家へ転身。
明治維新に多大な影響を与えつつ、日本経済の基盤を作った人物だ。
2015年のNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』で、ディーン・フジオカが演じて人気を博した「五代さま」といえば、おわかりの方も多いのではないだろうか。

12月25日より特典映像のついた上映がスタートしている『天外者』公式HPより

本作は、五代友厚を中心として、坂本龍馬(三浦翔平)、岩埼弥太郎(西川貴教・岩崎の埼は本来立つに可)、伊藤博文(森永悠希)らが織りなす、熱い青春群像劇でもある。
いつか三浦春馬と仕事をしたかった」という田中光敏監督が、春馬くんに五代役のオファーをしたのは、3年ほど前のことだという。
パンフレットや、田中監督のインタビュー記事によると、それからクランクインまでの2年間、春馬くんは五代友厚に関することや、歴史、殺陣(たて)だけでなく、儒学まで学んで撮影に臨んだそうだ。