# 離婚

海外リゾートに移住した「年金暮らし夫婦」が、まさか夫からの“”離婚通告”に妻の「ヤバすぎる逆襲」

露木 幸彦 プロフィール

そして定男さんが加入している生命保険ですが、受取人は妻になっているはず。離婚しなければ定男さんは受取人を妻以外に変更したりしないでしょう。さらに定男さんが亡くなった場合、妻は遺族年金を受け取ることができます。一般的に年金分割により増加する分より、遺族年金で得られる分の方が大きいです。

このように考えると離婚より死別の方が経済的な利益は大きいのです。男性の平均余命は女性より短いので(男性は80歳、女性は87歳)離婚に応じずに夫が先立つまで待つ方が賢いです。

そのことを踏まえた上で筆者は妻へ「なぜ、こんな(悪い)条件で離婚しようと思ったんですか?」と尋ねました。そうすると妻は「お金の問題じゃないんです」と言い、本音の部分を教えてくれました。

 

本音は「介護したくない」

じつはコロナの有無にかかわらず、遅かれ早かれ日本へ戻るつもりだったそう。なぜなら、このまま定男さんが衰えたり、大病を患ったり、怪我を負ったりした場合、「介護したくない」からです。

些細なことでキレやすい癇癪癖、いつも監視したがる束縛癖、自分のことしか考えない自己中癖に長年、悩まされており、内心では愛想を尽かしていたそう。つまり、コロナはあくまで「きっかけ」にすぎず、離婚が早まっただけ。結果は変わらなかったのです。「わかりました。旦那さんには内緒にしておきますね」と言い残し、筆者はその場を後にしました。