ちょっと短めのおみ足にまるいボディ。唯一無二のフォルムを持つ、神戸王子動物園のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」。そのかわいい姿と優雅な所作から、親しみを込めて、“神戸のお嬢様”とも呼ばれています。
愛くるしいタンタンですが、実は現在25歳。人間で言うと70歳代という高齢パンダ。そして来年、中国への返還が決まっています。神戸で最後の時間を過ごす、お嬢様の様子を、動物園の休園日である水曜日にお届けします。

プレゼントは来るかな?クリスマスの朝
本日は9時40分頃から、扉の前でごはんの催促。いつもより少し早く、竹を用意してもらいました。取材日はクリスマス。お嬢様のもとに、サンタさんはやってくるのでしょうか。
運動場をウロウロしながら、しきりに入り口の扉を気にしています。タンタンは耳がよく、扉の向こうの人の気配にも敏感なのだとか。

24日には、飼育員の吉田憲一さんから、タケノコとリンゴのプレゼントをもらっていたというタンタン。
クリスマス当日も、何かもらえる予感がしていたのでしょうか。何度か扉の前に座って、ずっとソワソワしていました。