マンガと言えば『鬼滅の刃』が社会現象となった2020年。2020年は「売れたマンガランキング」ベスト20が『鬼滅の刃』でうめつくされたときもあった。改めてマンガというカルチャーが年齢や性別の壁を越え、大きな影響を与えるかを感じることができたのではないだろうか。

シリアスなできごとでも、マンガで物語として読むことで伝わってくることも多い。FRaU webではそんな多くのマンガを記事内でご紹介してきた。そこで読者の方が実際に読んだ「PVランキング」で、2020年を振り返ってみよう。

1月1日のスペシャルドラマ

2020年1月1日に話題となったのがよしながふみさん『きのう何食べた?』(モーニングKC)のスペシャルドラマだった。西島秀俊さんが演じる料理上手な弁護士の筧史朗(シロさん)、内野聖陽さんが演じる美容師の矢吹賢二(ケンジ)のゲイカップルの組み合わせは、発表された当初から「原作のまますぎる」と評判を呼んだし、ドラマがはじまると「あそこまでケンジのめそめそぶりが実写として再現できるなんて」など、賞賛の嵐だったのだ。

スペシャルドラマは本日2020年1月1日の夜10時から『きのう何食べた?正月スペシャル2020』としてテレビ東京系ほかにて公開された。もちろん主演は西島秀俊さんと内野聖陽さん。 
その放映を記念して、『きのう何食べた?』を愛する折原みとさんによる分析記事とともに、よしながふみさんからのお正月特別プレゼントとして漫画『きのう何食べた?』(10位)の第1巻を、2020年1月1日6:00AM~1月3日の24:00まで「まるごと無料試し読み」としてお届けした。1巻まるごと試し読みは残念ながら終了しているが、現在も1話と2話の無料試し読みを楽しむことができる。LGBTを題材としたドラマはその後もヒット作が続いたが、やはりこの作品は人を好きになることのすばらしさ、食べるということを通して伝えた先駆者となった素晴らしい作品だなと、読むたびに心が温かくなる。

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山田裕貴ドラマも大人気に

同じくドラマ化作品が大ヒットした作品には千代さんの『ホームルーム』(5位・ヤングマガジン)もあった。山田裕貴さん主演のドラマが、深夜枠にもかかわらず、TVer視聴ランキングでも同シーズンの『テセウスの船』などをおさえて1位に輝いたのだ。
毎日クラスで不快なイタズラを受け続けているイジメられっ子の女子高生・幸子(秋田汐梨)。犯人は不明。でも、実はそんな日々もあんまり苦じゃない。なぜならいつだって憧れの愛田先生(山田裕貴)が彼女を助けてくれるから。爽やかでイケメン、そして正義感の強い先生はいつだって皆の人気者。もちろん幸子にとっては特別なヒーロー。でも、そんな愛田先生にはある隠された“秘密”があった‥‥奇才・千代さんによる「学園サイコパス・ラブコメディ」だ。現在出張連載中だが、戦慄させながらも笑わせる、その展開の見事さに舌を巻く。

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