娘たちの価値観を守りたい
そこで私が編み出した作戦は、義父母の体調を気使いながら、誰も傷つけずにイベントを断る方法です。
・子どものお腹がゆるい→胃腸炎など万が一を考えて自宅にいます
・子どもの学校で風邪が流行っている→もしかして、もらってきちゃったかも!?自宅にいます
お盆などの暖かい時期は、プール熱や手足口病など夏特有の感染症が心配ですよね。もし大人にうつると子ども以上に重症化する場合もあるようです。こんな私ですが義両親の体調を案じる気持ちは0ではないので、大きな罪悪感を感じずに乗り切ることができました。
忘れもしない去年のお正月、私はサイゼリアへ行きゆっくりと食事をとりました。誰にも気を使わず好きなものを注文できる幸せ。夫より値段の安いものを選ぶ必要もなく、率先してオーダーをする必要もない「自由」を満喫しました。
嫁は家政婦でも奴隷でもありません。1人の人間なんです。専業主婦だから、給料が少ないからといって、奴隷のように扱われるのは間違っています。家事や育児、学校行事、PTA、そして家族が気持ち良く暮らせるよう多くのタスクを同時進行する皆さんは敏腕マネージャーです。
とはいえ同居する長男の嫁が、一切の義家族イベントに不参加という状況は夫と義母にとって一大事。私に対する風当たりは、それなりに強くなりました。でもここで負けるわけにはいきません。これは自分のアイデンティティと、女性として生きていく娘たちの価値観を守る戦いなのです。
さて、今年のお正月。我が家は体調管理に人一倍敏感な義母のおかげで、親戚の集まりは中止になりました。サイゼリアのテイクアウトを利用して、子どもたちと自宅でゆっくり過ごす予定です。しかし、世の中には感染対策より孫に会いたい気持ちが勝る義両親もいることでしょう。皆さんがうまく夫や義実家をかわして、素敵なお正月が送れますように…。
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