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私生活の監視、陰湿ないじめ…急増する「コロナハラスメント」の実態

「人間の本性」があぶり出されている

製薬会社社員が流すデマ

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない年末。宴会や旅行を楽しむ時期のはずが、娯楽を自粛せざるを得ない状況に、人々の心もささくれ立っているのか……。

NPO法人WorldOpenHeartの「新型コロナ差別ホットライン」には、12月になり相談が増えている。拙稿「生きた心地がしない…想像以上に深刻な『地方のコロナ差別』」では感染者が少ない地方での差別の実情を報告したが、本稿では都市部から寄せられる相談事例をいくつか紹介したい。

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埼玉県に住む佐々木裕子さん(仮名・50代)は11月頃、週3回は通っているスポーツジムで顔馴染みの利用者から避けられていると感じるようになった。佐々木さんの側には誰も近寄らず、これまでのように利用者同士で話をすることがなくなったのだ。

感染予防対策として皆、会話を控えているのかとも考えたが、後日、利用者のひとりが、佐々木さんがコロナに感染しているという噂が広まっているということを教えてくれた。

噂を広めているのは、製薬会社に勤務する女性(Aさん)だという。Aさんは、都内勤務の佐々木さんは感染リスクが高く、接触には気を付けた方が良いと周囲に話していた。

同じジムに通うグループのラインには、「裕子ちゃんは不特定多数の人と接触しているから 悪いけどリスク高いから 離れて話して」と書かれていた。

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