『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』ノベライズより(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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ついに『千と千尋』超え!興行収入歴代1位の『鬼滅の刃』は日本経済を救うのか?

クレカのビッグデータに「炎柱」が出現?

“鬼滅”は現代の日本経済をも救うのか――。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が12月27日に興行収入324億7889万円を突破し、これまでの日本記録であった「千と千尋の神隠し」の記録を塗り替えた。”鬼滅”が日本記録を塗り替えるのにかかった日数は73日であった。

第一生命経済研究所では、周辺産業も含めた「鬼滅」一連の経済効果を2700億円と試算するほどで、鬼滅ブームがコロナ禍における一種の希望としてあらわれている状態といっても過言ではない。『鬼滅の刃』は本当に日本経済の救世主となりえるのか。あるデータをもとに見ていこう。

鬼滅に救われたDyDo

今わが国の話題といえば、映画以外でもとにかく「鬼滅の刃」である。駅やコンビニ、飲食チェーン、果ては自動販売機まで「鬼滅の刃コラボ」の商品を見かけない日はない。

実際に、「鬼滅の刃」コラボを行った企業の業績回復も目立つようになってきた。鬼滅による成長が著しいことが判明したのがDyDoである。

同社の主力缶コーヒー「DyDoブレンド」に、鬼滅の刃のイラストをあしらった「鬼滅缶」バージョンを販売。その結果、同商品は累計販売本数5000万本を突破。10月のコーヒー飲料における月次売上は前年比で234.9%にまで上昇し、鬼滅缶が同社のビジネス全体に大きなプラス効果をもたらした。

ダイドードリンコ株式会社リリースより

コラボ直前のコーヒーにおける月次売上高が前年比で-40.3%と苦戦していた直後のことであることも踏まえると、まさにDyDoは鬼滅の刃に救われたというべきだろう。

 

ほかにも、各社による最新の決算情報からは、ブームにあやかって業績を回復させた企業が取り沙汰され始めている。政府もその動きを「経済効果」としてキャッチしたいのか、これまで内閣府がGDPの対象外であった、アニメ・漫画の製作費が今月からGDPに算入されることになった。これによるGDP押し上げ効果は9000億円相当になるという。

それでは、劇場版「鬼滅の刃」で業績が最も回復したと目される映画館は、どれほどの恩恵を受けたのだろうか。今回は、クレジットカードの消費ビッグデータから鬼滅ブームがもたらした経済的インパクトを先取りで確認してみよう。

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