今年は例年に比べ不倫スキャンダルの数が少ない年でした。
新型コロナウイルス流行の影響で、芸能人が出歩くことや、週刊誌の記者がスクープを狙って芸能人を追うことが減ったからかもしれません。
また、小さなスキャンダルだとコロナ関連の報道に埋もれてしまうので、インパクトのある大物のスキャンダルに絞ったのではないかとも考えられます。
数が少ないとはいえ、上半期には俳優の東出昌大さん、アンジャッシュの渡部建さん、下半期には水泳の瀬戸大也選手、近藤真彦さん、元衆院議員の宮崎謙介さんなど、一つひとつの報道は大きく話題になりました。
今年世間を騒がせた不倫報道には、どのような共通点があったのでしょうか。
男女問題に詳しい堀井亜生弁護士が解説します。
今年の不倫報道の一番大きな共通点は、不倫をした本人がイメージや仕事に多大な影響を受けたことです。
東出さんは出演していたCMを全て降板しましたし、渡部さんは多くのレギュラー番組全ての出演を自粛しました。瀬戸選手は所属先だったANAとの契約が解除され、東京五輪競泳日本代表の主将も辞退しています。
近藤さんは無期限の活動自粛と12月のツアー最終公演の中止を発表し、宮崎さんは妻の金子恵美さんが以前の不倫を許す体験を綴った本を出版したばかりだったこともあり、テレビで謝罪を繰り返すことになりました。