「鬼滅超え」が期待される『呪術廻戦』。その凄まじい人気の理由

書店で売り切れ、高値で転売も…
現代ビジネス編集部

アニメと原作の相乗効果

ただ、作品の魅力だけではここまでコミックの売上は伸びなかっただろうとクロさんは考察する。

「鬼滅ブームによって、ふだんアニメを見ない、漫画を読まない層にもアニメの視聴やコミック購入の習慣が根づいたことが大きいと思います。

また『鬼滅の刃』では、アニメで人気に火がつき、コロナ禍のストリーミング視聴でファン層がさらに広がったところでジャンプ本誌の連載が佳境に入り、連載終了後に鬼滅ロスが発生している中で映画が公開される、という美しい流れがありましたが、この時の知見を活かして、『呪術廻戦』でも本誌、コミック、アニメのあいだで相乗効果を生み出す仕掛けをしているように見えます」

その“仕掛け”とは?

 

「例えば、アニメとジャンプ本誌の展開のリンクです。呪術師の釘崎野薔薇がアニメに初登場した時に幼い頃のエピソードが描かれていたのですが、その直後に発売された本誌で野薔薇の過去が明かされたり、アニメで呪術師の東堂葵が初登場した直後の本誌で葵の戦いがクライマックスを迎えたりと、アニメと本誌の盛り上がりを連動させているんです。

ジャンプは通常、月曜日に発売されるのですが、たまに土曜日に発売されることがある。アニメの放送が金曜の深夜なので、実質同じ日ですよね。そうしたアニメ・本誌同日の日にリンクをさせていました」

こうした仕掛けにより、本誌の読者はアニメを、アニメの視聴者は原作により関心をもつようになっているという。

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