47歳でセミリタイア&地方移住を決めた「あるフリーランス」の末路

これからは「ゆるい生き方」を模索する
ネットニュース編集者・PRプランナーとして「NEWSポストセブン」など様々なニュースサイトの編集を手掛けてきたネット界隈の異端者・中川淳一郎氏。今年8月、47歳にしてセミリタイアを宣言し、佐賀県唐津市に移住した彼は今、一体何をしているのか、また、何を考えているのか。これまでの仕事人人生を振り返りつつ、これからの野望を綴ってもらったーー。

労働者人生23年目にして得た「自由」

2020年8月31日、47歳と10日をもって私はネットニュース編集者・PRプランナーとしての人生をセミリタイアした。現在は佐賀県唐津市で細々と生活している。

佐賀県唐津市の自宅の近所で

「細々と」とは言っても、あくまで「自分比」である。上の2つの仕事を辞めただけで、ライターとしては月に40本ほどの連載を維持している。収入的には激減したものの、そこそこの生活はできている。

とにかく、年間364日編集者として働く生活がキツくなったので、47歳という若干早いタイミングで一線を退くことにしたわけだ。

それにより、労働時間は東京時代の30~35%ほどに減ったが、構わない。佐賀に移住しても、なんだかんだいって新規の仕事は次々と頂けているし、やめたはずのPRの仕事も多少は残っているし、なぜか九州でその仕事を近々もらえそうになってしまった……という状況にはある。

ヘタをするとまた忙しくなってしまうかもしれないが、いずれにせよ、東京にいた頃のようには仕事をする気はない。

東京時代のオレ

かつては「ライター・編集界の『庄や』」と呼ばれるほどどんな仕事であっても「喜んで!」と引き受けていたのだが、これからは多少は選ぶことになっていくだろう。つまり、「キツそうだけどお金のためならば……」といったことをやる必要がなくなる、ということである。

そういう意味で、今は、労働者になってから23年目にして、働き方としては一番幸せな状態にあるかもしれない。

そんなさなか、現代ビジネスの編集者から原稿執筆のオファーをいただいた。

〈「コロナ禍の最中に東京生活に終止符を打ち第2の人生を佐賀でスタートさせた勝ち組フリーランスの今後の野望」みたいなところを、ぜひご寄稿いただけないでしょうか〉

 

はたして私が「勝ち組」かどうかは置いておくとして、「そこそこうまいことやったフリーランス」には当てはまりそうなので、今、率直に感じていること、そして、そんな状況下で、これから何をやりたいのか、そこらへんのことを正直に書いてみたい。