知っている人は知っている…お金を増やすために必要な「たったひとつの数式」

億万長者になるのは簡単…とは?

億万長者になるのは簡単だ

アメリカには面白い研究をしているひとがたくさんいるが、トマス・スタンリーもその1人だ。1970年代にアメリカの億万長者を対象とした大規模調査を実施したスタンリーは、ベストセラーになった『となりの億万長者』(ウィリアム・ダンコとの共著/早川書房)で、アメリカやヨーロッパ、日本などゆたかな先進国に生まれた幸運を活かすなら、誰でも億万長者になれると述べた。

そんなわけない、いかがわしいと思うかもしれない。だがこれは、とても単純な話だ。

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「期待資産額」は自分がお金持ちかどうかを知るための魔法の方程式で、「年齢×年収÷10」で計算できる。

あなたの純資産(金融資産や不動産資産の時価総額から住宅ローンなどの負債を引いたもの)が期待資産額を上回っていれば、あなたは金持ち(蓄財優等生)だ。逆に期待資産額を下回っていれば、どれほど収入が多くても貧乏人(蓄財劣等生)だ。

スタンリーの方程式は、アメリカの典型的な億万長者が、ニューヨークのペントハウスではなく、労働者階級が暮らす下町のありふれた家に住んでいるという発見にもとづいている。億万長者は六本木ヒルズではなく、あなたの隣にいる。なぜなら、お金を使えばお金は貯まらないから。

『となりの億万長者』には、3000万円を超える年収を得ながら、本人と家族の浪費癖のためにほとんど貯蓄がなく、将来の不安にさいなまれている医師が登場する。その一方で、公立学校の教師として共働きしながら50代でミリオネア(億万長者)の仲間入りを果たし、退職後の優雅な生活が約束されている夫婦もいる。資産とは収入の多寡によって決まるのではなく、収入と支出の差額から生み出されるものなのだ。

スタンリーは、収入の10~15%を貯蓄に回す倹約をつづけていれば、誰でも億万長者になれるという(正確には「平均年収の倍の収入」が必要だが、これは夫婦2人で働けば達成できる)。

日本では、平均的なサラリーマンが生涯に得る収入は3億~4億円と言われている(橘玲著『2億円と専業主婦』〔マガジンハウス刊〕)。共働き夫婦の生涯収入を総額6億円として、そのうち15%を貯蓄すれば、それだけで9000万円だ。仮に貯蓄率を10%(6000万円)としても、年率3%程度で運用すればやはり退職時の資産は1億円を超えているはずだ。

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