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2020年の「クリスマスとハロウィン」、二つのイベントに「決定的な差」がついたワケ

もう元には戻らない

12月になってから東京ディズニーランドに行ったら、クリスマスツリーがなかった。
ディズニーランドの巨大なツリーは、いつも入ってすぐのアーケード街の真ん中に立てられている。入場者はその脇を通らないとどこにも行けない。手前のショップにだけ入って帰るという奇妙な人以外は、かならず巨大なツリーの横を通る。

だいたい間近に行って見上げ、歓声をあげ、写真を撮り、それから乗りたいアトラクションへと向かうのである。

でも2020年、その場所にはツリーはなかった。

そのまま園内へと粛々と入っていくしかない。

いつもならクリスマスバージョンに変わっている“カントリーベアシアター”も通常のままだった。“ホーンテッドマンション”が悪夢のようなクリスマスに塗りかえられるのも、今年は見合わされている。

煌びやかさは変わらないが、クリスマス色はかなり薄めであった。

煌びやかなクリスマスにすると人が集まりすぎるから、ということなのだろう。

ディズニーランドは2020年、クリスマスをかなり抑えていた。

クリスマスはおうちで、というのがみんなの合意なのだろう。

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クリスマスの「核」にあるもの

日本におけるクリスマスの歴史は長いので、「おうちでの楽しいクリスマス」という過ごしかたは昔からある。

だいたい100年前から続いている。

大正期の後半から昭和初年にかけて、1920年代のクリスマス期の日本は何だか浮かれていた。新聞でもしばしばクリスマスをどうすごせばいいかという特集が組まれている。