日に日に新型コロナウイルスの新規感染者数が増えている。Go To トラベルは停止となり、お正月休みの帰省についても自粛を促す声が上がっている。そのためどこへも行かず家族だけで家で過ごす、という予定の人も多いだろう。……が、ずっと家族と過ごしていると息が詰まる、あるいは居場所がない、といった不安がつきまとう。コロナ禍の年末年始、家庭生活を平和に過ごすためにはどうしたらいいのか? そのコツを精神科医のTomy先生に教えてもらった。(取材・文/山本奈緒子)

無理に一緒にいなくていい

――コロナ禍もあって今年の年末年始は家族と過ごす時間が例年以上に増えそうです。家族と一緒にいる時間が長いと、息が詰まる不安もありまして。何か良い対策はありますか?

Tomy:無理に一緒にいない、これに尽きると思います。食事だって無理に一緒に食べなくていい。「あけましておめでとう」と挨拶をして、30分ぐらい一緒におせちを食べれば、それで十分です。もともと、お正月に食事を一緒に食べなければならないという考えは”普段皆が忙しくて顔を合わす時間がないから、せめて食事ぐらいは一緒に摂ろう”というところから生まれたものです。

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でも今はコロナ禍で、むしろ別々にいる時間のほうが減っている。そんな中、無理に休み中も一緒に過ごそうとすると逆にストレスとなり、どうでもいいことでイライラしたり、すれ違いが増えてしまうでしょう。

初詣だって、みんなで行きたければ行く、という感覚でいいと思います。初詣というのは、その年の最初のお参り、ということ。何も皆で一緒に、お正月の三が日に行かなければならないものではありません。ましてや今年はコロナ禍で、混雑につながる行動は避けるべき。それぞれが好きな日に行けばいいと思います。