日本の伝統的スタミナドリンク
「甘酒」を作ってみよう

写真はイメージです。Photo by iStock

甘酒は、米麹から作るものと、酒粕に砂糖を加えて作るものがあります。先に話したように、精製された砂糖はできるだけ使わないでいただきたいですし、米麹から作る甘酒にしか、様々な栄養は含まれていません。ですから甘酒は米麹から作られたものが一番ですし、材料は珍しいものではないので、ご自分で作ってみるのもおすすめです。 作る際の一番のポイントは、最適な温度を維持し続けること。 60℃はデンプン分解酵素(アミラーゼ)が最大に効果を発揮する温度です。

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<用意するもの>
炊飯器
温度計
<材料>
米麹..................150g‌
うるち米、またはもち米...1.5合‌
ぬるま湯............150‌cc

<作り方>
1.うるち米かもち米をやや多めの水(分量外)でやわらかめに炊く。(冷ごはんを使用しても OK)
2.炊けたらかき混ぜて粗熱を取り、60℃くらいまで冷ます。
3.よくほぐした米麹とぬるま湯を加えて、しっかり混ぜ合わせる。
4.炊飯器を保温の状態にする(適温は55℃)。

5.30分〜1時間おきにかき混ぜる。55〜60℃を保つため、保温を切ったり入れたりを繰り返して温度を保つ。6〜8時間したらできあがり。

★できあがったら冷蔵庫で保存し、1週間以内に消費する。冷凍保存の場合は、約1か月保存可能。小分けにしておくと便利です。

【POINT】こまめに温度をチェックするのが難しい場合は、炊飯器のふたをせず、濡らした布巾などをかけた状態で保温し続けるといいですが、それでも温度が高くなりすぎる場合があるので、数時間おきにはかき混ぜましょう。

塩麹も甘酒も自分で作ると安心安全。簡単に作れるうえ、さまざまな調理に活用できますので、麹のパワーをいろんな味で楽しんでみてください。

麹親子の発酵はすごい!』(ポプラ社)
100年以上にわたって「麹」の研究を進め、世界中から企業や大学の研究者が頻繁に訪れる鹿児島県の「源麹研究所」。この研究所を経営する父(農学博士)と息子(医学博士)による共著。麹による人間の免疫力増強や健康維持をもたらす力から、廃棄物を家畜用の乾燥資料に転換する力など、麹が持つ計り知れない可能性を一冊に。塩麴、甘酒、麴水を使った簡単レシピも掲載。