『笑顔のたえない職場です。』(講談社)

空気を読めない漫画家と将棋棋士が「天才」と呼ばれる理由

『笑顔のたえない職場です。』無料公開

漫画家は「取材」で何をしている?

激動の2020年を振り返ってみると、コロナ禍はもちろん、ヒット作が連発しエンタメの話題にも事欠かない1年だった。こうした空前の漫画ブームといえるなか、その作り手としての「漫画家」にも注目が集まっている。

コミックDAYSにて連載中の漫画『笑顔のたえない職場です。』(講談社)は、新人少女漫画家の日常をテーマにした話題作だ。担当編集者とのやりとりや、取材の様子など、漫画家とそれにかかわる人々の奮闘がくすりと笑えるコメディタッチで描かれている。『兄の嫁と暮らしています。』(スクウェア・エニックス)など、様々な女子を描き続けてきた漫画家くずしろさんの意欲作だ。

あらすじを見てみよう。

新人漫画家の双見先生は、年上の担当編集の佐藤さんやアシスタントの間さんに支えらながら、時々本人曰く職業病の激しい妄想をこじらせながら、今日もお仕事中!
さらに彼女のもとに、打ち切りにあった漫画家仲間の梨田さんや、他誌の編集の瀬戸内さんも訊ねてきて――。

現代ビジネスでは、『笑顔のたえない職場です。』の出張連載をスタート。最新話では、将棋漫画の取材のために双見先生と佐藤さんは将棋道場を訪れる。取材相手の角館女流三段の「多面指しはマックス20」発言に「やっぱ天才なんですねぇ」と感嘆する双見先生。一方、女流棋士も、研ぎ澄まされた漫画家の集中力に圧倒されて…? 漫画業界を舞台にした「働く大人の青春群像劇」をぜひ堪能してほしい。

 

担当編集より一言!

主人公の双見先生による、編集者の佐藤さん、アシスタントの間さん達とのコントのようなかけ合いが楽しく、かく言う僕もくずしろ先生からいただくネーム(絵コンテ)をいつも吹き出しながら読んでいます。

そんな楽しいやりとりが毎回繰り広げられる中に、漫画という仕事に関わる人達の熱い思いも垣間見えて、ほろっともしたり…。

本作の対象読者は、漫画を愛するすべての人達です!この機会にぜひ読んでいただけたら幸いです。

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