この時期、年末の大掃除で頭を悩ます人も多いのではないでしょうか。「大掃除」として片づけを年末にまとめてやると、とても時間がかかり、面倒で大変なものに感じますが、まず家が片づくベース作りをしておけば、日々の家事が格段にラクになります。特にごちゃごちゃしがちな場所がどうやったらすっきり片づくか、モノの出し入れがスムーズにできるかを北欧式整理収納プランナーのSAYAさんに伺いました。

モノを手放すのが苦手な人に
おすすめの「北欧式整理収納」

「北欧の国々に住む方は、家で心地よく過ごす時間や家族との時間、好きなものに囲まれて暮らしを楽しむ時間を大切にしていて、人生や暮らしの豊かさや幸福感を感じている方が多いのが特徴。なので、北欧式整理収納は、ただ物を処分して片づけたり、家事の効率さだけを重視するのでなく、自分の好きなものや気持ち、暮らしが心地よくなることを大切にした整理収納の考え方です」と、北欧式整理収納について教えてくれたのは、北欧式整理収納プランナーであり、11万人以上のフォロワーを持つインスタグラマー(@saya.s.a)のSAYAさん。

もともと片づけは苦手だったわけではないというSAYAさんですが、なぜ、北欧式整理収納プランナーになったのでしょうか? 「片づけることは苦手でなくても、手放したり、処分するのは大の苦手!気に入らなくてもよほどの理由がないかぎり捨てることに抵抗があって、あまり気に入っていなくてもずっと使い続けていました。インテリアや食器も好きでセンスがいいものに憧れていたけど、実際に自分が持っているものは理想には程遠いもの……。そんなモヤモヤを独身時代に感じていたので、結婚して新生活になったことを機に、自分が気に入ったものを最初に買って、長く大切に使おうと思ったのです。そこからは慎重にモノ選びをするようになり、暮らしの心地よさや満足度が格段に上がったと感じています。北欧式整理収納術を知り、その考えにとても共感して資格を取ったのです」

キレイをキープするために
徹底している5つのこと

8歳と2歳の男の子を育てているSAYAさん。普段はどんなことを意識して片づけをしているのでしょうか? 取材を進めると、5つのルールがあることがわかりました。

・家族みんながわかりやすい場所に収納
「夫や子どもから『これどこ?』と聞かれがちな爪切りや乾電池など。片づけている私だけがわかる収納では、結局使い終わった後にそのまま置きっぱなしになっていたり、使うたびに場所を聞かれたりストレスの原因になります。子どもでもわかるくらいシンプルで分かりやすい収納を意識しています」

・家族が取り出しやすい収納
「分かりやすい場所と併せて意識しているのは、モノの取り出しやすさ。重ねたり、包んだり、しまい方を複雑にしてしまうと、子どもは自分で取り出せず、結局私が取ってあげるということになります」

・家族が元に戻すのを面倒に感じない収納
「もともとあった場所に戻すことができなければ散らかってしまうので、使い終わってサッと片づけられるようにすることも大事。特に子どもが遊ぶものは、ボックスに入れるだけにするなど、簡単さを重視しています」

・ずっときれいな家でなく、すぐ片づく家を目指す
「子どもがいると特に、部屋は散らかって当然! 夜寝るとき、お客さんが来る前など、片づけたいと思ったタイミングでサッと片づけられるような仕組みを作るようにしています。5〜10分くらいで元通りになるのが目安」

・モチベーションを上げる収納やインテリア
「収納用品や掃除道具など、お気に入りのもので揃えると片づけのモチベーションがアップします。片づけたくなる「気持ち」「やる気」を引き出してくれる「もの」の部分も大切にしています。これは北欧式整理収納の特徴とも言えます」