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日本人が知らない「黒いクリスマス」「クリスマス・ストレス」の実態

フィンランドのクリスマスと正月の過ごし方

3日間のクリスマス

フィンランドでは12月24日と25日だけではなく、26日もクリスマスのホリデーである。

英語でもそうだが「ホリー+デー」、つまり聖なる日だ。そのうち、祝日は25日と26日。24日のクリスマスイブは、正式な祝日ではないのだが、実質的には祝日になっている。

3日間のクリスマスのうち、24日のクリスマスイブが大事な日で、家族や親族が家で集う。フィンランドでは、子どもの自立が早い。大学やその他の教育機関の学費は無料、給付型奨学金、低利の学習ローン、家賃補助などの国の制度がある。子どもは18歳で成人し、20歳前後で親の家を出ていくことが多い。

クリスマスイブは 、子どもが帰ってきたり(パートナーや孫と一緒のこともある)、親や祖父母を訪ねたりして、ご馳走やプレゼントが出てくる楽しい日だ。サウナを温めて、入ることもある。

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3日間のクリスマスには順位があって、25日、26日と日が経つにつれて、濃密度がうすれていく。

25日は、イエス・キリストの誕生日。26日は聖ステファノの日で、2日目のクリスマスという位置づけをされている。聖ステファノは紀元後すぐの人物で、キリスト教最初の殉教者だ。フィンランドでは、26日に乗馬や馬のレースが行われることがあったが、現在それは廃れている。

26日もホリデーだが、重要度は少し落ちる。訪問するのは、いちばん大事な自分の家族、次が配偶者やパートナーの親、親戚などの順番になる。もめることのないよう、自分の親と配偶者の親両方を同じ日に訪問するカップルもいる。