2020.12.23
# がん

増加中の大腸がん予防に効くスーパーフードを、がん専門医が発見

甘酒に小さじ1杯のある物を入れるだけ
南雲 吉則 プロフィール

「飲む点滴」と呼ばれる甘酒、実は万病の素

日本では甘粥とも呼ばれ、古くから飲まれてきた「甘酒」。病人の栄養補給のために飲まれてきたこともあり、「飲む点滴」といわれています。甘酒にはビタミンB1、B2、B6、葉酸、パントテン酸、ビオチン(別名ビタミンB7)など、ビタミンB群やオリゴ糖、食物繊維が豊富です。しかし、甘酒は白米のデンプンを米麹に含まれるアミラーゼでブドウ糖に変えたもの。つまり「精製された糖質」なので、はっきりいって「毒」です。精製された糖質には次のような害があります。

 

1肥満:糖を摂ると血糖値が上がるので、膵臓からインスリンホルモンが分泌されます。それに反応して、脂肪細胞の表面の糖輸送体(GLUT)が糖を脂肪細胞内に運んで脂肪に変えるので太ります。

2糖尿病:精製した糖を摂り続けると、インスリンに対する抵抗性が生じて、血糖値が高くなり、糖が尿中に排泄されるようになります。

3動脈硬化:血中の糖は、血管の内側のコラーゲンと結びついて頑固なコゲを作ります。これを終末糖化産物(AGE)といいます。これによって血管が硬く変化するのが動脈硬化です。

4心筋梗塞、脳梗塞:動脈硬化を起こすと血液が流れなくなり、心臓や脳の細胞が死にます。これを梗塞といいます。

5がん:がん細胞は脂肪やタンパク質を利用できず、糖だけを利用して増殖しますので、がんの治療中に甘酒を摂ることはとても危険です。

しかし、その甘酒に、わずか小さじ1杯のあるものを入れるだけで、スーパーフードに変えることができるのです。そのあるものとは「乳酸菌」です。乳酸菌を入れると甘酒ヨーグルトになり、イーストを入れると甘酒ワインに、甘酒ワインを広口の器に入れておくと甘酒酢になります。これらを総称して「甘酒酵素水」といいます。

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